(読み)シ

デジタル大辞泉 「矢」の意味・読み・例文・類語

し【矢】[漢字項目]

[音](呉)(漢) [訓]
学習漢字]2年
〈シ〉や。「一矢嚆矢こうし
〈や〉「矢面やおもて矢印弓矢
[名のり]ただ・ちこう・なお
[難読]猟矢さつや征矢そや甲矢はや兄矢はや

や【矢/×箭】

武器・狩猟具の一。弓のつるにつがえ、距離を隔てた目的物を射るもの。木または竹で作った棒状のもので、一方の端に羽をつけ、他方の端にやじりをつける。「―をつがえる」
木材や石など、かたいものを割るのに使うくさび
紋所の名。1の形を組み合わせて図案化したもの。
[類語]弓矢

さ【矢/×箭】

古称
荒し男のいを―手挟み向かひ立ち」〈・四四三〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「矢」の意味・読み・例文・類語

や【矢・箭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 武器の一つ。弓弦(ゆづる)につがえて射るもの。矢柄(やがら)の本(もと)には鳥の羽をつけ、末には鏃(やじり)をつける。長さは手の握り数で普通一二束(つか)、長いものは一五束から一八束に至る。矢竹の節の数から四節篦(よふしの)と三節篦があり、前者は羽中(はなか)・袖摺(そですり)・篦中(のなか)・射付(いつけ)または菅(すげ)の四節、後者は羽中を除いた三節である。糸または革で所々を巻き、位置によって筈巻(はずまき)・口巻(くつまき)・根太巻(ねたまき)などの名がある。弦を受ける所を筈(はず)といい、節(ふし)筈・角(つの)筈などがある。羽はふつう三片であるが、四片または二片のものもあって、三立(みつたて)・四立(よつたて)・二立(ふたつたて)という。用法・作り方により征矢(そや)・的矢(まとや)・野矢・雁股(かりまた)・鏑矢(かぶらや)・神頭(じんどう)・蟇目(ひきめ)などの種類がある。
    1. 矢<b>①</b>
    2. [初出の実例]「箭伍拾具料稲漆束伍把」(出典:正倉院文書‐天平六年(734)尾張国正税帳)
    3. 「大夫(ますらを)の弓上振り起し射つる矢(や)を後見む人は語り継ぐがね」(出典:万葉集(8C後)三・三六四)
  3. 特にの、射られて空中を飛ぶ状態のもの。非常に速いことをたとえていう。→矢の如し
  4. 堅い木材や石を割るのに用いる楔(くさび)。割ろうとするものの小口に挿し、玄翁(げんのう)の類で打ち込んで割る。ひめや。また、杭(くい)の類をいう。〔随筆・凌雨漫録(1804‐30頃か)〕
  5. ( 戦場ではが多数飛び交うところから ) 催促、詰責、抗議などを激しく、また、たて続けにする状態をいう語。→矢の催促矢の使い
  6. 詰責、攻撃などの方向。ほこさき。
  7. 紋所の名。を組み合わせた形にして図案化したもの。一つ矢、違い矢、並び矢、八つ矢車などがある。
    1. 一つ矢@並び矢@違い矢@八つ矢車
      一つ矢@並び矢@違い矢@八つ矢車
  8. 浄瑠璃の節章の一つ。激しさを強調するために用いる曲節で強く鋭い曲調。
    1. [初出の実例]「平家の大将知盛とは其骨柄に」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(日本古典文学大系所収)(1747)二)
  9. ブローチ

さ【矢・箭】

  1. 〘 名詞 〙 矢の古称か。
    1. [初出の実例]「鮎を惜しみ 投ぐる左(サ)の 遠離り居て」(出典:万葉集(8C後)一三・三三三〇)

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普及版 字通 「矢」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 5画

[字音]
[字訓] や・ちかう・つらねる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 象形
矢の鏃(やじり)のある形。〔説文〕五下に「弓弩の矢なり。入に從ひ、(たく)・(くわつう)の形に象る」とするが、〔説文〕にいう入の形は鏃(やじり)。字の全体が象形である。「矢(ちか)ふ」とよむのは、古く誓約のときに矢を用いることがあったのであろう。誓は矢を折る形に従い、知・智も矢に従う。また「矢(つら)ぬ」とよむのは、施・肆と同音で、その義に通用するのであろう。

[訓義]
1. や、やがら。
2. ちかう、ただす。
3. 施・肆と通じ、つらねる、ならべる。
4. 屎(し)と通じ、くそ、便。
5. 弛と通じ、ゆるむ。

[古辞書の訓]
名義抄〕矢 ヤ・チカフ・ツラヌ・ツラナル・ソフ・イル・ツツシム・チカシ・マサシ・ノブ・ホドコス

[部首]
〔説文〕に・侯・知・矣など九字、〔新附〕に矮を属し、〔玉〕に(矩)・矧など十字を加える。はもと射る形の字で、弓と矢と(又)とに従う。侯はもとに作り、廡下に矢を放つ祓禳の儀礼を示す字。知は祝詞に矢をそえ、また矣は厶(し)((すき))に矢をそえて祈る儀礼をいう。矢はそのような神事や呪儀に用いた。

[声系]
〔説文〕に矢声として雉・疑・疾・(てい)など五字を収めるが、矢と同声の字はない。疾の初文は人が腋(わき)の下に矢を受けている形。は矢が豕(いのこ)を貫く形で、ともに象形。疑は人が反顧して凝立する形で、矢の形を含まない。また雉は鳥占(とりうら)の法を示すものであるらしく、その字はまた夷((いぐるみ)の形)に従い、軍功の得失を卜したものであろう。卜辞に「衆を雉(うしな)はんか」と卜する例がある。

[語系]
矢sjiei、肆sietは声近く、矢にも矢陳、肆(つら)ねるの意がある。

[熟語]
・矢・矢幹・矢魚・矢言・矢師・矢疾・矢心・矢刃・矢人・矢誓・矢石・矢蔵・矢鏃・矢直・矢・矢夫・矢服・矢・矢鋒・矢房
[下接語]
遺矢・雨矢・銜矢・弓矢・棘矢・勁矢・矢・孤矢・矢・矢・矢・舎矢・乗矢・折矢・接矢・矢・束矢・鏃矢・抽矢・注矢・矢・発矢・飛矢・矢・矛矢・流矢・弄矢

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「矢」の意味・わかりやすい解説


箭とも書く。矢は人類の技術史からみると、すでに使用されていた投げ槍(やり)を小型化し、弓の反発力を利用しこれを飛ばし、遠距離の目標物を刺突する武器として考え出されたものである。

 矢は大別して箆(の)(矢箆(やがら)・矢軸)、筈(はず)、羽、鏃(やじり)(根(ね))の四部から構成されている。

(1)箆 縄文時代の鏃のなかに竹の付着がみられ、古墳からは竹や木のものが発掘されている。そして時代が下るにつれ、箆はすべて竹が使用されるようになる。箆に使うヤダケは「うきす箆」(一年竹)、「片うきす」(二年竹)、「諸(もろ)うきす」(三年竹)、「強箆(つよの)」(四年竹)などとそれぞれの用途(たとえば的矢(まとや)、遠矢(とおや)、征矢(そや)など)により伐採する時期が違う。

 伐採したヤダケを箆に仕上げるまでには、乾燥、選別、荒矯(あらた)め、箆作り(削り)、火入れ、竹洗い、とくさ洗いなどいくつかの工程があり、その工程のなかで、幾種類もの特徴ある矢ができあがるのである。たとえば箆作り(削り)の段階では、巻藁矢(まきわらや)、的矢、遠矢など、用途の違いにより、矢先のほうが筈のほうより太くなっている「杉形(すぎなり)」、筈から矢先までほぼ一様の太さの「一文字」、箆の本末(もとうら)が細く中央部が太くなっている「麦粒(むぎつぶ)」などの箆ができ、火入れの強弱によっても腰の強さ(弾力性)や色合い(白箆(しらの)、批把火箆(びわひの)、焦箆(こがしの)など)に違いが出るのである。

 また漆塗りの箆を「塗り箆」というが、これにも塗り方により「拭箆(のごいの)」「節陰箆(ふしかげの)」(節のところに漆を溜(た)め塗りし乾割(ひわ)れを防ぐもの)などの種類がある。そのほか薄く火入れした箆を鉄分を含んだ泥の中に長期間浸(つ)け、十分狂いを出したものを矯めた黒色の「渋箆(さわしの)(醂箆)」や、箆の表面を砂で磨き砂目を出した「砂摺(すなずり)箆」などがある。この「砂摺箆」は矢飛びがよいとされ、的矢や堂矢に使用する。

 箆の長さは射法やそれぞれの体格によって相違する。すなわち、弓の構造の変化や取懸け法の変遷、また甲冑(かっちゅう)着装の有無などにより矢束(やづか)(引くべき矢の長さ)に違いが現れるのである。現存する奈良・平安時代の箆はおよそ2尺3~4寸(71センチメートル)の細箆(ほその)であったものが、鎌倉時代以降にはおよそ2尺8~9寸(86センチメートル)内外の太箆(ふとの)となっている。これは丸木弓→木竹合成弓への構造の変化、ピンチまたはピンチの変型→蒙古式取懸け法への移行が関係していると思われる。古くから箆の長さの表示法として何束(ぞく)何伏(ぶせ)(1束は一握りの指の幅、1伏は指1本の幅)という呼び方が行われた。現在の射法では原則として自分の身長の半分強をその人の矢束としている。その測定法としては、矢筈部をのどの中央に当て、腕を横に伸ばし中指の先端までとするのである。

(2)筈 弦を受けるところで、弦をくわえるために彫りくぼめたところを「彫(えり)」という。筈は箆自体を刳(えぐ)る方法と、別につくった筈を箆にはめ込む場合とがある。箆自体を筈とする場合は箆末の節を利用する「節筈(ふしはず)」と、節から離れたところを筈とする「餘筈(よはず)」とがある。別につくられた筈を箆にはめ込むものを「継筈(つぎはず)」という。これには木・竹の節、鹿角、牛角などが用いられ、儀仗(ぎじょう)用として胡籙(やなぐい)に盛る矢の筈には水晶が使われる。なお、竹の皮を削り残した筈や鹿角の皺(しわ)のある筈をとくに「觘筈(ぬたはず)」とよぶ。

(3)羽 鳥の羽は、矢の飛行方向を維持する重要な役割を果たすものとして古くから使用されている。一般には蜂熊(はちくま)、熊鷹(くまたか)など鷹の仲間、磯鳥、犬鷲(いぬわし)、熊鷲、粕尾(かすお)、薄兵(うすびょう)、大鳥など鷲の羽が多く使用されるが、そのほかに雉(きじ)、山鳥、鶴(つる)、鵠(くぐい)、鴾(とき)、鷺(さぎ)、雁(かり)、鴨(かも)なども用いられる。

 羽は手羽と尾羽に分けられるが、尾羽の部分を上物とし、なかでもその両端の羽を「石打(いしうち)」と称し、矢飛びがよく、かつじょうぶなことから昔より珍重されている。羽はその斑文(はんもん)(模様)により切符(きりふ)(切生)、本白(もとじろ)、妻白、中黒、中白、白尾、一文字、黒羽、妻黒、本黒など数多くの種類がある。また好みにより羽を染める場合もある。

 一筋の矢には通常3枚の羽を用いる。これを「三立(みつだて)」といい同種同斑文の羽を使用するが、鏑矢(かぶらや)、狩股(かりまた)矢に用いる羽は4枚、すなわち「四立(よつだて)」とし、大羽(走羽(はしりば)と遣羽(やりば))に鵰(わし)の羽、小羽(弓摺羽(ゆずりば)と外掛(とがけ))に雉や山鳥の交羽(まぜは)とする。胡籙に盛る公卿(くぎょう)の儀仗用の矢は「二羽(ふたは)」(2枚羽)である。

(4)鏃(根) 矢を目標物に対し有効に刺突させるために、古くからさまざまなくふうがなされてきた。もっとも素朴な方法としては箆自体を削りとがらせる方法があり、さらには石や骨製の鏃がつくられるようになる。金属文化が伝来してからは銅・鉄、とくに鉄製の鏃が占めるようになる。鉄製鏃は時代が下るにしたがい、またその使用目的によりさまざまな形のものがつくられた。これを形状から見ると平根(ひらね)、雁股(かりまた)、鯖尾(さばお)、膓繰(わたくり)、長根(ながね)、短根(みじかね)、十文字などに大別することができる。なお的前(まとまえ)用の矢には平題(いたつき)(板付・板突)と称する鏃を用いる。これには椎(しい)の実形と乳形の2種がある。そのほか矢先に付着するものとして、球状の鹿角または木を空洞にし、前面に数個の孔(あな)をうがち、飛行中音響を発する鏑、犬追物(いぬおうもの)や笠懸(かさがけ)に使うもので桐(きり)・朴(ほお)製にして鏑を大型化したような蟇目(ひきめ)(引目)、さらには草鹿(くさじし)、丸物、流鏑馬(やぶさめ)などに使うもので、木製・鏑様の形をし、中を刳(く)らない神頭(じんどう)(実頭)などがある。

 完成された矢は、その使用目的により野矢(のや)(狩猟用)、繰矢(くりや)(遠距離用)、征矢(軍用)、的矢(的前用)、堂矢(通し矢用)、堅物(かたもの)矢(鎧(よろい)・甲(かぶと)・盾などを破るための矢)などがある。そのほか特殊なものとしては打根(うちね)(近距離から直接手で投げ付ける短矢)がある。

[入江康平]

世界各地の矢

矢は矢尻(やじり)(鏃(やじり))、矢柄(やがら)、矢羽根などから構成されるが、初めからすべてを備えていたわけではない。ヨーロッパの後期旧石器時代のマドレーヌ期には、柄付きの飛び道具の存在が知られているが、弓から発射されたという証拠はない。また確実な例でも、ドイツのシュテルモール遺跡で発見された松製の矢の一部は矢尻が欠如していた。弓矢を描いたもっとも古い例は北アフリカの洞窟(どうくつ)壁画であり、この方面からイベリア半島を経由して、ヨーロッパに伝わったと考えられている。中石器時代に入って生態系に変化がおき、小動物が主たる獲物の対象になると、弓矢の重要性は飛躍的に高まった。このころのスペインの洞窟壁画には、矢羽根を備えた矢が描かれている。新石器時代では農耕と牧畜が生業の主役となり、遺物も減るが、堅い木の矢柄、鳥の羽や木、皮の矢羽根が認められる。金属器時代に、矢尻が青銅製、鉄製にかわることはいうまでもない。

 矢の構造は単純だが、弓にあわせて長さや重さを決めなくてはならず、世界の諸民族の間でも製作には非常に注意が払われている。南米南端フエゴ島のセルクナムの人々は、かつてはイガイの貝殻で削った木を砂岩の破片で研磨し、さらに矢柄を熱しながら歯を使ってまっすぐにしたという。矢尻には弾道を正確にする役目があるが、形態は菱形(ひしがた)、葉形、三角形、あご付きなどさまざまである。南米のペルーからブラジルにかけて分布するカンパとよばれる集団は、魚には、散弾銃のような効果をねらった三つ叉(また)の矢を、鳥には、羽などを損なわずにとらえるため球形の矢尻を使っている。矢羽根は、矢の安定にとって補助的な役割を果たすため、多くの民族で知られているが、アフリカのサン人の矢には、これがない。シベリアのブリヤートの人々は、矢尻の後ろに笛をつけ、飛行中に鳴る音で獲物を驚かせ、立ちすくませることで矢の命中率を高めている。このほか、矢尻に毒を塗って効力を高めるくふうが、かつてアイヌ、フィリピンのネグリト、アフリカのピグミーやサン人などの間でなされていた。

[関 雄二]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「矢」の意味・わかりやすい解説



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箭とも書く。弓につがえて発射する武器,狩猟具。細い竹や木を削って矢柄 (やがら) とし,先端には (やじり) ,もう一方の端には鳥類などの羽 (矢羽根) と,弓の弦を受ける矢筈をつける。ヨーロッパでは後期旧石器時代の洞窟絵画に野牛に刺さった矢が描かれているものがある。古代ギリシア・ローマ時代には火箭 (かせん) も発明された。日本では縄文時代からその使用が盛んになり,主として狩猟に用いたらしく,漆塗りの丸木弓と石鏃が出土している。古墳時代以前で全体が残っていることはなく,矢筈が発掘されているにすぎない。弥生時代のものでは,人骨に多数の鏃が射込まれたものもあるので,戦闘にも多用されたことがわかる。古墳時代には鏑矢 (かぶらや) もあったことが知られているが,正倉院には篠竹,柳の矢柄,2枚羽のものが残されており,鉄鏃のほかに骨鏃,竹鏃もある。形状も平根 (ひらね) ,片刃根,鉾形,飛燕 (ひえん) ,雁股 (かりまた) などがあり,後世のおもなものがこの時代に形成されていた。ヨーロッパでも矢は古代から弓の種類に応じて多様であり,矢柄も1本の木や葦や籐でつくられた。矢羽根にはがちょうの羽が一般に用いられ,植物の葉,皮革も用いられた。鏃は普通,石,骨,貝殻,金属などでつくられ,形状もさまざまで,特に (いしゆみ) には小さくて硬い多角形のものが用いられた。また伝統的な生活を守る一部の社会では毒を塗りつけた毒矢を使用するものもある。

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百科事典マイペディア 「矢」の意味・わかりやすい解説

矢【や】

箭とも書く。の弾力を利用して射る武器。本体は【やがら】(矢柄または箆(の))で先に鏃(やじり),他端に筈(はず)と羽がつく。日本では【やがら】にシノダケを用い,羽はワシの羽が賞用された。戦闘用の征(そ)矢,狩猟用の野矢,稽古用の的(まと)矢など。特殊なものに,火矢,毒矢,音を出して威嚇する鏑(かぶら)矢がある。縄文時代ころから弓とともに発達した。
→関連項目武器

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改訂新版 世界大百科事典 「矢」の意味・わかりやすい解説

矢 (や)

弓矢(ゆみや)

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【弓道】より

…弓で矢を射る術の修練を通して心身の鍛錬を狙いとする,日本の伝統的弓射文化の総称。古くは弓術,射術,射芸などと呼ばれた。…

【石鏃】より

…矢のさきに用いる小型の石器。通常便宜的に,長さが5cm以下で重さが5gまでのものを石鏃と呼び,それ以上のものを石銛,石槍と呼びわけている。…

【弓矢】より

…弓矢は,飛道具としては投槍につづいて発明されたもので,その起源は古く旧石器時代にまでさかのぼる。広く世界中に分布するが,オーストラリア,タスマニアの原住民のように,これをまったく知らなかった民族もある。…

※「矢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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