職掌(読み)ショクショウ

デジタル大辞泉 「職掌」の意味・読み・例文・類語

しょく‐しょう〔‐シヤウ〕【職掌】

担当している仕事。職務。
[類語]職務・職分・勤め・任にん・任務・義務・責任・責務・本務・使命・役目・役やく・役儀・分ぶん・本分・職責・責め・課業・日課

しき‐しょう〔‐シヤウ〕【▽職掌】

1 律令制で、諸司に置かれた下級職員。
2 中世、神社に仕えた下級の神官。
3 明治2~10年(1869~77)、皇太后宮職・皇后宮職に置かれ公文書類を扱った判任官。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「職掌」の意味・読み・例文・類語

しき‐しょう‥シャウ【職掌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 令制の大膳職(だいぜんしき)や左右京職などの職に置かれた下級官人。雑務をつとめる。
    1. [初出の実例]「応レ置二職掌二人一事〈並令二把笏一〉」(出典:類聚三代格‐四・弘仁九年(818)三月二八日)
  3. ② 神社で雑用を務め、また神楽なども舞った職員。
    1. [初出の実例]「一職掌雑任三人」(出典:皇太神宮儀式帳(804))
  4. ③ 寺院の俗役の一つ。
    1. [初出の実例]「先例拝二職掌一廿人也」(出典:東大寺続要録(1281‐1300頃)拝堂篇)
  5. ④ 明治二年(一八六九)七月八日皇太后宮職、皇后宮職に置かれた判任官。同一〇年八月二九日に廃止された。

しょく‐しょう‥シャウ【職掌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 担当の職務、また役目。また、その担当者。
    1. [初出の実例]「十三曰、諸任官者、同知二職掌一」(出典:十七箇条憲法(604))
    2. 「院司公卿以下有限之職掌(ショクショウ)等、悉以可レ令二恭行一之由有二其聞一」(出典:太平記(14C後)二四)
  3. ② 寺院に隷属する俗役。
    1. [初出の実例]「醍醐座主御拝堂式〈略〉職掌二人〈友行・清友〉、着冠・赤狩衣、捧二白杖一」(出典:醍醐寺新要録(1620))
    2. [その他の文献]〔晉書‐楽志下・伯益〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「職掌」の意味・わかりやすい解説

職掌
しょくしょう

仕事を行うのに必要な労働力の種類が質的に似通っている職務を大きくまとめたもの。通常従業員が担当する職務は類似性のあるものが一つの職種としてまとめられ,職種はさらに系統別にまとめられて職務系列の分類が行われる。この職務系列を質的な違いに応じて分類したものが職掌と呼ばれる。たとえば専門的能力を必要とする技術職掌と,生産作業を直接行う作業職掌とに分類される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「職掌」の読み・字形・画数・意味

【職掌】しよくしよう

管掌。

字通「職」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の職掌の言及

【官掌】より

…それぞれ定員は2名。官掌,省掌は史生(ししよう)の配下にあって訴人の行動や言辞を指導し,使部を監督し,官庁の建物や設備を管理・整備することを職掌とする。律令制の官職は,その職掌と勤務形態により,内長上(ないちようじよう),内分番(ないぶんばん),外長上(げちようじよう),外散位(げさんい)の4種に分けられるが,官掌,省掌は内分番の雑任(ぞうにん)の一つであって,交代出勤し,年間の出勤日数が140日以上あれば成績が審査され,8年間(のち6年間)の勤務成績が総合評価されて,位階が昇叙される。…

※「職掌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む