芥子・罌粟(読み)けし

大辞林 第三版の解説

けし【芥子・罌粟】

ケシ科の大形二年草。東ヨーロッパ原産。高さ約1メートル。葉は緑白色で基部は茎を抱く。初夏、茎頂に紅・紅紫・白などの大きな四弁花を単生し、球形の果実を結ぶ。種子は小さく黒または白で多数あり、パンや和菓子の飾りに用いる。未熟の果実の乳液から阿片・モルヒネを製するので、一般の栽培は禁止されている。 〔「芥子の花」は [季] 夏。《己れ毒と知らで咲きけり-の花/虚子》〕
ケシ科ケシ属の草花の総称。ヒナゲシ・オニゲシなど。
カラシナの古名。特に、その種子。食用・薬用とするほか、仏寺で護摩をたくのに用いる。
芥子玉けしだま」に同じ。
よろいの飾り。こまかい鋲びようを飾りに打ちつけたもの。
芥子坊主けしぼうず」に同じ。
(名詞の上に付いて)きわめて小さいの意を添える。 「 -粒」 「 -本」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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