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薩摩汁 さつまじる

デジタル大辞泉の解説

さつま‐じる【×薩摩汁】

鶏肉・豚肉・大根・ごぼう・里芋こんにゃくなどを煮込んだ味噌汁またはすまし汁。鹿児島の郷土料理で全国に広まった。 冬》

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百科事典マイペディアの解説

薩摩汁【さつまじる】

鶏肉骨付きのままぶつ切りにして,ダイコンゴボウ,ネギなどの野菜,こんにゃくとともに煮て濃厚なみそ汁にしたもの。ショウガまたは粉サンショウを薬味とする。鹿児島辺で多く作られたところからこの名があるが,現在は各地で行われ,肉も豚,牛を用いることが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

さつまじる【薩摩汁】

鹿児島地方の郷土料理とされるみそ汁の一種。骨つきのままぶつ切りにした若鶏に,サトイモ,ダイコン,ニンジン,ゴボウ,ネギなどをとり合わせてよく煮込むもので,栄養に富み,温まるので,とくに寒い節の惣菜として各地に普及している。豚肉,サツマイモジャガイモなどを使うことも多い。なお,大分県佐伯などに白身の魚をすりまぜたみそ仕立ての汁を飯にかけて食べる〈さつま〉という料理があり,これを愛媛県宇和島地方では〈さつまじる〉と呼んでいる。

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大辞林 第三版の解説

さつまじる【薩摩汁】

鶏肉・豚肉などに大根・ごぼう・里芋などを入れて濃厚に仕立てた味噌汁。鹿児島汁。

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日本の郷土料理がわかる辞典の解説

さつまじる【薩摩汁】


鹿児島の郷土料理で汁物の一種。骨つきの若鶏のぶつ切りと里芋・ごぼう・大根・にんじん・ねぎなどの野菜を煮て、みそで調味する。昔、闘鶏で負けた鶏をその場でつぶし、汁に仕立てたのがはじまりとされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

薩摩汁
さつまじる

みそ汁の一種。古くは鹿児島県の郷土料理で鶏肉を使っていたが、いまは豚肉とかつお節のだし汁に変わり、各地でつくられている。昔、気性の激しい薩摩鶏(さつまどり)に鋭い刃物をつけて闘鶏させ、死んだ鶏はただちにぶつ切りにして、ダイコン、ゴボウ、ニンニク、サトイモ、こんにゃく、油揚げなどといっしょに煮てみそ味を加えたものである。現在の作り方は、豚肉のせん切りに、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、こんにゃく、シイタケ、ネギ、場合によってはサツマイモも加える。野菜は適当な大きさに切っておく。鍋(なべ)にかつお節のだし汁を入れて火にかけ、最初に豚肉を入れ、次に煮えにくい順に野菜を加えてしばらく煮てから、みそで調味する。[多田鉄之助]

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