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水団 スイトン

百科事典マイペディアの解説

水団【すいとん】

小麦粉でつくっただんごを肉,野菜とともにすまし汁みそ汁に入れて煮たもの。古くは小麦粉の代りにアワ粉やクズ粉を用いた。戦後日本の食糧難に主食代用ともされた。

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世界大百科事典 第2版の解説

すいとん【水団】

小麦粉のだんごを入れた汁。小麦粉をやわらかめにこねて適当にちぎり,みそ汁やすまし汁で煮る。野菜その他ありあわせの材料を加えて増量することができ,かつ,調理が簡単なため,1923年の関東大震災時や第2次大戦直後の食糧難時代には主食副食兼用の食事として盛んに行われた。団,水飩,炊団などと書き,水団の語がまず南北朝あたりから見られるようになる。《異制庭訓往来》以下の往来物点心(てんしん)の品目を列挙する個所に登場してくるのだが,それがどんなものだったのかは,《日葡辞書》がSuitonを〈ある種の料理〉としているように,よくわからない。

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大辞林 第三版の解説

すいとん【水団】

〔「とん」は唐音〕
小麦粉を水でこね適当な大きさにちぎり、野菜などとともに味噌汁・すまし汁などに入れて煮た食べ物。

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世界大百科事典内の水団の言及

【金団】より

…ただ一,二の故実書に,不用意に食べると中から砂糖がとびだして顔へかかるから注意すべきだとか,手でつまんで食べるものだとか,書かれている。伊勢貞丈はこのきんとんを,アワのだんごの中に砂糖を入れたもので,色が黄なので〈金団〉といい,夏には氷水にひたして食べることもあるので〈すいとん〉とも呼ぶと記しているが,これは中国宋代に行われていた水団とまったく同じものであった。この砂糖入りだんごのきんとんは,江戸中期からはもち米の粉でつくってでき上りにきな粉をまぶし,あるいは粉をクチナシで黄に染めてつくったりしたが,やがて砂糖のかわりにアズキあんを包んだだんごにし,その上にまたあんをまぶす形式のものになり,さらに変化して現在の菓子のきんとんになった。…

※「水団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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