デジタル大辞泉 「選」の意味・読み・例文・類語 せん【選】[漢字項目] [音]セン(呉)(漢) [訓]えらぶ える よる[学習漢字]4年1 より分けてえらぶ。えらぶこと。「選挙・選曲・選鉱・選手・選択・選定・選別/改選・官選・人選・精選・特選・入選・予選・落選」2 詩文をえらび集めた書物。「文選もんぜん・唐詩選」[名のり]かず・かつ・のぶ・よし・より せん【選】 多くのものの中から、すぐれたものや条件に合うものなどを選ぶこと。「短歌の選にあたる」「選にもれる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「選」の意味・読み・例文・類語 すぐ・る【選】 〘他ラ五(四)〙① 多くの中からえらびとる。よりぬく。えらび出す。選抜する。※宇津保(970‐999頃)吹上下「えらびすぐりたる上手をととのへたり」※尋常小学読本(1887)〈文部省〉七「島津家にては、精兵をすぐり、小船に乗せて、夜のまぎれに、琉球の後の方へ回り」② 扱(こ)く。扱きとる。しごく。※歌舞伎・蝶々孖梅菊(1828)三幕「与兵衛は藁をすぐって、苞を拵らへ居る」 えら・む【選】 〘他マ四〙 =えらぶ(選)〔観智院本名義抄(1241)〕※謡曲・安宅(1516頃)「国々に新関を立てて、山伏を堅く選み申せとのおんことにて候ふ」 えり【選】 〘名〙 (動詞「える(選)」の連用形の名詞化) 選ぶこと。※増鏡(1368‐76頃)三「後白川の法皇の御孫えりの時、泣き給しによりて、位にも即かせ給はざりしかば」 えらみ【選】 〘名〙 (動詞「えらむ(選)」の連用形の名詞化) =えらび(選)※近世畸人伝(1790)題言「此撰みの事を」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報