雅び(読み)ミヤビ

デジタル大辞泉 「雅び」の意味・読み・例文・類語

みやび【雅び】

[名・形動]《動詞「みやぶ」の連用形から》
上品で優美なこと。また、そのさま。風雅。優雅。「衣装雅びを競う」「雅び祭事」⇔さと
宮廷風であること。都会風であること。また、そのさま。
「あしひきの山にしれば―なみ我がするわざをとがめたまふな」〈・七二一〉
風采ふうさいのりっぱなこと。また、そのさま。
「君は―いこよかにまします」〈仁徳紀〉
[類語]みやびやか優雅優美高雅典雅風雅優形やさがた上品ゆかしい奥ゆかしいしとやかたおやか女性的エレガントドレッシー女らしい女女めめしい女くさい女振り女っ気婉麗えんれい優優典麗麗しい静淑優婉閑雅婉然楚楚そそ窈窕ようちょう端麗温雅物柔らか気高い気品雅趣高尚つつましいつつましやかしおらしい清雅高踏雅致﨟長ろうたけるみやびる端雅都雅やんごとない高貴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android