女振り(読み)オンナブリ

デジタル大辞泉 「女振り」の意味・読み・例文・類語

おんな‐ぶり〔をんな‐〕【女振り】

女としての容姿。女の器量。おんなっぷり。⇔男振り
[類語]女らしい女女めめしい女くさい女っ気女性的優雅優美高雅典雅風雅優形やさがた上品ゆかしい奥ゆかしいしとやかたおやかみやびやかみやびエレガントドレッシー婉麗えんれい優優典麗麗しい静淑優婉閑雅婉然楚楚そそ窈窕ようちょう端麗温雅物柔らか気高い気品雅趣高尚つつましいつつましやかしおらしい清雅高踏雅致﨟長ろうたけるみやびる端雅都雅やんごとない高貴

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精選版 日本国語大辞典 「女振り」の意味・読み・例文・類語

おんな‐ぶりをんな‥【女振】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女としてのなりふり、容姿。おんなっぷり。⇔男振り
    1. [初出の実例]「『お丸どん、髪を結ったの。とんだ能(いい)。おめへか』〈略〉『道理だ。別に女ぶりが上った』」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)
  3. 女らしい調子。女性調。
    1. [初出の実例]「男も女ぶりによみしかば、男女のわがちなくなりぬ」(出典:歌意考(1764))

おんなっ‐ぷりをんなっ‥【女振】

  1. 〘 名詞 〙 「おんなぶり(女振)」の変化した語。⇔男っぷり
    1. [初出の実例]「眼尻を今三分上げると、女振(ヲンナップリ)が上がるがな」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉中)

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