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A級戦犯 エーきゅうせんぱん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

A級戦犯
エーきゅうせんぱん

第2次世界大戦後,連合国の国際軍事裁判で「平和に対する罪」により裁判された重大戦争犯罪人のこと。第2次世界大戦後,戦争の開始そのものが国際社会公の秩序に対する犯罪行為であるとの考え方がとられ,侵略戦争を計画,準備,遂行し,共同謀議を行なったかどで罪に問われたもの。日本の場合,1946年5月から東京で開かれた極東国際軍事裁判において,東条英機以下 28名がA級戦犯として起訴され,絞首刑7名,終身禁錮刑 16名,禁錮 20年1名,禁錮7年1名の判決が下された。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

A級戦犯

連合国による極東国際軍事裁判(東京裁判、1946~48年)で罪に問われた日本の指導者。28人が起訴され、25人が有罪となった。元首相・東条英機ら7人が絞首刑。16人が終身刑、2人が禁錮刑となった。53年の衆院での赦免決議で釈放された。

(2014-07-23 朝日新聞 夕刊 1社会)

A級戦犯

第2次大戦で勝った連合国が開いた極東国際軍事裁判(東京裁判、1946~48年)で、戦争を計画したり実行したりした罪に問われた日本の指導者。28人が起訴され、精神障害による免訴や病死をのぞく25人が有罪判決を受けた。太平洋戦争開戦時の首相・東条英機ら7人が絞首刑。16人が終身刑、2人が禁錮刑となったが、53年に衆院で「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が採択され、56年までに釈放された。

(2014-06-20 朝日新聞 朝刊 1社会)

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デジタル大辞泉の解説

エーきゅう‐せんぱん〔‐キフ‐〕【A級戦犯】

第二次大戦後、連合国が「平和に対する罪」を問うために訴追した日本の重要戦争犯罪人のこと。通例の戦争犯罪を裁いたBC級戦犯と区別された。A級戦犯容疑者として100人以上が逮捕されたが、うち28人だけが極東国際軍事裁判にかけられた。→戦争犯罪極東国際軍事裁判

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百科事典マイペディアの解説

A級戦犯【エーきゅうせんぱん】

東京裁判

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

A級戦犯
えーきゅうせんぱん

第二次世界大戦後、連合国が日本とドイツの戦争指導者の責任を訴追し、処罰するために行った極東国際軍事裁判(東京裁判)と国際軍事裁判(ニュルンベルク裁判)で使用された、被告に対する呼称。A級戦犯は「平和に対する罪」で訴追された者であるが、「通例の戦争犯罪」で訴追されたB級戦犯、「人道に対する罪」で訴追されたC級戦犯の訴追内容も含む、国家の指導的立場にあった重大戦争犯罪人とされた。極東国際軍事裁判においては、28名が起訴され、裁判の途中で死亡した松岡洋右(ようすけ)、永野修身(おさみ)、および精神障害のため起訴を取り消された大川周明(しゅうめい)を除き、被告人全員が有罪とされ、板垣征四郎(いたがきせいしろう)、木村兵太郎(へいたろう)、土肥原賢二(どいはらけんじ)、東条英機(とうじょうひでき)、広田弘毅(こうき)、松井石根(いわね)、武藤章(あきら)の7名が絞首刑、荒木貞夫(あらきさだお)、梅津美治郎(うめづよしじろう)、大島浩(ひろし)、岡敬純(たかずみ)、賀屋興宣(かやおきのり)、木戸幸一、小磯国昭(こいそくにあき)、佐藤賢了(けんりょう)、嶋田繁太郎(しげたろう)、白鳥敏夫(しらとりとしお)、鈴木貞一(ていいち)、橋本欣五郎(きんごろう)、畑俊六(はたしゅんろく)、平沼騏一郎(きいちろう)、星野直樹(なおき)、南次郎(みなみじろう)の16名が終身禁錮刑、重光葵(しげみつまもる)、東郷茂徳(とうごうしげのり)の2名が有期禁錮刑に処せられた。[編集部]

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