結晶化系列【crystallobalastic series】
- 法則の辞典
- 変成岩の構成鉱物が自形をとる順序をいう.ベッケの系列*,自形変晶系列*などの別名がある.大まかに次のようになるが,多少の異同もある. 1:…
ケイ岩 けいがん quartzite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ケイ質岩の総称として用いられることもあるが,狭義には次のケイ質岩をさす。(1) 砂質,特にアルコース質の堆積岩源のホルンフェルス。石英,長石よ…
硬質磁器 こうしつじき hard porcelain
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カオリン 50%,石英 25%,長石 25%を標準組成とした磁器で,焼成温度が 1350℃以下の低火度磁器と,それ以上の高火度磁器とに区別される。低火度磁器…
万成石 (まんなりいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 岡山市北区の万成地区に産する花コウ岩の石材名。中粒で黒雲母はあまり目だたない。淡紅色の長石を含むいわゆる桜御影(さくらみかげ)としては最も…
本御影 (ほんみかげ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 兵庫県六甲山南麓に産する花コウ岩の石材名。神戸市東灘区御影がその中心であったために御影石と呼ばれてきたが,後に御影石という言葉は,花コウ岩…
飯胴甕古窯址 はんどうがめこようし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 佐賀県唐津市北波多の稗田にある岸岳唐津系の窯跡。安土桃山時代に属し,唐津焼系統の陶器を焼いた窯。上下2窯があり,下窯が調査された。下窯は階段…
ミグマタイト
- 岩石学辞典
- ゼーダーホルムによって考えられた岩石で,既存の岩石が再熔融して新しいマグマとなるパリンゼネシス(palingenesis)や,選択熔融によるアナテクシ…
大谷石 おおやいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 栃木県宇都宮市大谷に産する流紋岩質軽石凝灰岩の石材で、日本の代表的な建築用軟石。新第三紀中新世(約2303万~533万年前)の火山噴出物で、いわゆ…
榴輝岩相
- 岩石学辞典
- 非常に高圧力と高温度の相で,限界としての鉱物組合せはオンファサイトを含み石榴石を伴うものであり,長石は含まれない.榴輝岩の結晶作用の際の高…
輝岩
- 岩石学辞典
- 主として輝石からなる顕晶質の岩石にほとんど同時に二人が同じ命名をした[Coquand : 1857, Senft : 1857].それ以前にはaugitfels, lherzolite, lh…
城村しろむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:甘木市城村[現]甘木市城三奈木(みなぎ)村の東、鬼(おに)ヶ城(じよう)山の西麓に位置する。下座(げざ)郡に属し、東は上座郡黒川(…
古賀村こがむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫野市古賀村[現]筑紫野市古賀立明寺(りゆうみようじ)村の西にあり、天拝(てんぱい)山南東麓、ほぼ北東流する山口(やまぐち)川中…
延野々遺跡のびののいせき
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県:北宇和郡松野町延野々村延野々遺跡[現]松野町延野々 野尻吉野(よしの)川が大きく湾曲蛇行する地域の、南に突出する山脚(約一〇〇―一二…
相窪村あいのくぼむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:甘木市相窪村[現]甘木市相窪屋永(やなが)村の北、佐田(さだ)川の中流から下流にかけての左岸の台地に位置する。下座(げざ)郡に属し…
ノルドマルク岩
- 岩石学辞典
- 石英を含むアルカリ閃長岩で,マイクロパーサイトと少量の曹長石またはオリゴクレースからなり,代表的な岩石では黒雲母とエジリンが主な有色鉱物で…
釉【うわぐすり】
- 百科事典マイペディア
- 釉薬(ゆうやく)とも。陶磁器の表面に焼き付けて美観,強度,耐食性などを与え,吸湿性をなくすために用いられるガラス質の物質。素地と膨張係数がほ…
ブラジリア石 ぶらじりあせき brazilianite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナトリウムおよびアルミニウムの含水リン酸塩。1945年、未知の飾り石として、アメリカの国立博物館に持ち込まれたものが新鉱物として記載された。形…
偽斑状
- 岩石学辞典
- この名称は混乱しており,様々な定義がなされてきた.アウイはドレライトで輝石の結晶が長石質の石基に埋もれている組織に使用した[Hauy : 1822].…
モルタル構造
- 岩石学辞典
- 初めトルンボームがMurbruks strukturとしたものを[Törnbohm : 1881],コーエンがMöertelstructur(モルタル構造,ドイツ語)と訳した組…
層々迸入片麻岩
- 岩石学辞典
- 石英長石質の白色部と黒雲母を主とする暗色部が細かな規則的互層をなす片麻岩[Michel-Levy : 1888].かつて白色部は無数の薄い板状の花崗岩質マグ…
クリナン岩
- 岩石学辞典
- 暗い色で細粒塩基性で,主に橄欖(かんらん)石,オージャイト,斜長石からなり,アナルサイムやゼオライトを伴う岩石にフレットが与えた名称[Flett :…
モース硬さ モースカタサ Mohs hardness
- 化学辞典 第2版
- 硬さの定性的尺度の一つ.モース硬さは10段階あり,硬さの基準は硬さの異なる10種類の基準鉱物で決められる.基準鉱物はモース硬度計とよばれ,軟ら…
白峰山 しらみねさん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 香川県坂出市東部にある山。標高 337m。五色台山地の西部を占め,ドイツ人ワインシェンクがサヌカイトと命名 (1891) した純讃岐岩の原産地。花崗岩類…
石川〔町〕 いしかわ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 福島県南部,阿武隈高地にある町。 1894年町制。 1955年沢田,山橋,中谷 (なかたに) ,母畑 (ぼばた) ,野木沢 (のぎさわ) の5村と合体。室町時代は…
フェン岩
- 岩石学辞典
- 混成作用による優白質アルカリ閃長岩で,ジュヴァイト(juvite)と共に産出し,イジョライトとの接触部で花崗岩─片麻岩の熔融により形成されたもの[…
イエロー・オーカー yellow ochre
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 絵具の色名の一つ。粘土質の天然黄色顔料。含水酸化鉄を着色成分とし,それに炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,ケイ酸,硫酸カルシウム,長石,白…
石英玄武岩
- 岩石学辞典
- 石英の斑晶を含む玄武岩.玄武岩中に石英があることは岩石学に顕微鏡が導入される以前から知られていた.ディラーは米国カリフォルニア州のシンダー…
超塩基性岩 (ちょうえんきせいがん) ultrabasic rock
- 改訂新版 世界大百科事典
- 岩石をSiO2量により分類した場合,45重量%以下の岩石。多くのものはマフィック(鉄,マグネシウムに富む)鉱物を主体とし,超マフィック岩と同義に用…
流動分化作用
- 岩石学辞典
- 均質なマグマが移動する場合に,マグマ中に浮かんだ結晶が火道を上昇すると,流れの中で局部的に結晶が濃集する場合がある.花崗閃緑岩などの貫入岩…
ミアロリティック組織
- 岩石学辞典
- 深成岩や半深成岩の中の小さな不規則な形状の空洞の中に,周囲の岩石を構成する鉱物の半自形または自形の結晶が突出している組織.一般に斜長石が多…
軟質磁器 なんしつじき soft porcelain
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 磁器の一種で,硬質磁器に対する。媒溶原料の配合量が多く,一般的な素地の組成は石英 23.3~24.8%,カオリン鉱物 36.3~47%,長石 24.2~34% (場合…
イボン石 いぼんせき hibonite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 複酸化鉱物の一種。1956年に発見された。CaAl12O19という合成物質と同構造である。同じく同構造のマグネトプルムバイトmagnetoplumbite(化学式PbFe3…
信楽古窯跡群 しがらきこようせきぐん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 滋賀県の南端,甲賀市信楽町の南北約 10kmの狭長な盆地周辺の山麓に営まれた著名な中世陶器窯跡群。その源流は近江の鏡谷須恵器窯跡群にある。古窯跡…
庄村しようむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:福岡市中央区庄村[現]中央区渡辺通(わたなべどおり)二丁目・同四丁目・薬院(やくいん)一丁目那珂(なか)郡に所属。庄浜(しようはま…
大門村おおかどむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:嘉穂郡庄内町大門村[現]庄内町大門庄内川流域に位置し、北は元吉(もとよし)村。小早川時代の指出前之帳では大門村の田一八町余(分米一…
仲村ちゆうむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫郡那珂川町仲村[現]那珂川町仲一丁目・仲・王塚台(おうつかだい)一―三丁目五郎丸(ごろうまる)村の南、那珂川右岸にある。慶長石高…
ブレアモア岩
- 岩石学辞典
- ナイトはブレアモア岩質の凝灰岩や角礫岩からブレアモア岩の存在を予測し,これをブレアモア岩と命名した[Knight : 1905].その後マッケンジーによ…
マンガン団塊【マンガンだんかい】
- 百科事典マイペディア
- マンガン酸化物,鉄水酸化物を主とする,球状,円盤状,板状,ブドウ房状などの形の深海底沈殿物。マンガン,鉄,コバルト,銅などを含むので多金属…
岩石 がんせき rock
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 地球の固体部分、すなわち地殻とマントルをつくっている物質。この物質はガラスやプラスチックのように均質一様なものではなく、何種類かの鉱物の結…
カムポーグ石 かむぽーぐせき kamphaugite-(Y)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルシウム(Ca)およびイットリウム(Y)族希土の含水塩基性炭酸塩の新鉱物。1993年ノルウェーのリアーLier地方ヘルテコーレンHørtekollenなどから…
ボーキサイト bauxite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 水酸化アルミニウム鉱物の集合したもので,おもなものは,ギブス石,ベーム石,ダイアスポア,非晶質含水アルミナなど。普通,褐鉄鉱,石英,長石類…
甚徳村じんとくむら
- 日本歴史地名大系
- 岐阜県:瑞浪市甚徳村[現]瑞浪市釜戸町(かまどちよう) 神徳(じんとく)公文垣内(くもがいと)村の南東、屏風(びようぶ)山北麓の神徳川の谷に…
砂岩 さがん sandstone
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 堆積(たいせき)岩のうち砕屑岩(さいせつがん)の一種で、砂粒が集積し固まった岩石。ここで砂粒というのは、粒径が0.06~2ミリメートルのものをいい、…
スコレス沸石 すこれすふっせき scolecite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 沸石の一種で、柱状ないし針状結晶が放射状集合をなして産する鉱物。ソーダ沸石、中(ちゅう)沸石とは肉眼で区別しがたい。石英やケイ酸分に富む沸石…
グラフィック組織
- 岩石学辞典
- ペグマタイト組織(pegmatitic texture)と同じ意味で,石英と長石など二つの鉱物の規則的な連晶で,三次元的に互いに貫通し合った組織をいう.肉眼…
珪長岩質組織
- 岩石学辞典
- 微細な石英と長石の結晶からなる緻密な石基の組織で斑晶を欠き,石英珪長岩などの潜晶質の石基のように見えるもので,顕微鏡による同定は一般に困難…
小代焼[陶磁] しょうだいやき
- 事典 日本の地域ブランド・名産品
- 九州・沖縄地方、熊本県の地域ブランド。荒尾市・熊本市・玉名郡南関町・玉名郡長洲町・宇城市で製作されている。江戸時代初期の1632(寛永9)年、初代…
コマチアイト
- 岩石学辞典
- 超マフィック質の火山岩で枕状熔岩あるいは塊状の熔岩として産出する.18%以上のMgOを含んでいる.この岩石は長石を欠いており,Mg-橄欖(かんらん)…
陶器【とうき】
- 百科事典マイペディア
- 粘土質原料に石英,長石等を加えて成形し,低火度釉のものは800〜900℃,高火度釉のかかるものは1200℃前後で焼成される。狭義には施釉したものをさす…
坪井 誠太郎 ツボイ セイタロウ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期の地質学者,鉱物学者 東京大学名誉教授。 生年明治26(1893)年9月8日 没年昭和61(1986)年9月22日 出生地東京 学歴〔年〕東京帝国大学理…