ちょう

精選版 日本国語大辞典「ちょう」の解説

ちょう てふ

連語〙 「という(といふ)」の変化した語で、終止形および連体形としての用法がある。中古の和歌に多く用いられた。さらに、已然形、命令形として「てへ」の形があり、その複合に「てへり」「てへれば」「ていれば」がある。→てえてえりてえればていれば
※竹取(9C末‐10C初)「かぐや姫てふおほぬす人」
[語誌]上代では「といふ」の縮約形として、母音脱落形の「とふ」「ちふ」が用いられたが、平安時代に入ると「てふ」と母音融合の形が現われ、主として和歌に使用された。

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デジタル大辞泉「ちょう」の解説

ちょう〔てふ〕

[連語]《格助詞「と」に動詞「い(言)う」の付いた「という」の音変化》…という。主に平安時代に入ってから和歌に用いられた。→ちゅうとう
「忍ぶれば苦しきものを人知れず思ふ―こと誰に語らむ」〈古今・恋一〉

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世界大百科事典内のちょうの言及

【町組】より

…京都において鎌倉時代末期から形成され,応仁・文明の乱後に確立する住民の生活共同体は,〈まち〉ではなく〈ちょう〉であるから,本来〈ちょう〉の連合体も〈まちぐみ〉ではなく,〈ちょうぐみ〉である。町組は上京,下京を単位とし,1568年(永禄11)の織田信長の入洛以前にすでに確立している。…

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