てっきり

精選版 日本国語大辞典「てっきり」の解説

てっきり

〙 (「と」を伴って用いることもある) 判断などがゆるぎなくたしかなさまを表わす語。
(イ) 断定表現を伴う場合。間違いなく。たしかに。
※浮世草子・好色一代女(1686)五「てっきりと男子には覚えあり」
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「旦那、的切(テッキリ)然うだ、だから、私(わっし)ア違えねえッて云ったんだ」
(ロ) 推量表現を伴う場合。定めて。きっと。
※浮世草子・好色盛衰記(1688)一「てっきりと役者か太鞁持の貧乏したるなるべし」
※浮世草子・傾城禁短気(1711)六「てっきり欲が出るであらふ」
※行人(1912‐13)〈夏目漱石〉友達「自分は驚かされた。然し的(テッ)きり冗談だらうと思った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「てっきり」の解説

てっきり

[副]
確かだと思っていた予想・推測反対の結果となって現れた場合に用いる語。きっと。「今日はてっきり(と)晴れると思ったのに」
まちがいなく確かなさま。まさに。
「今―天罰なかに悩んで居るのだ」〈木下尚江良人の自白
[類語]矢張り案のじょう案のごと案にたがわず果たして果たせるかな果然・思ったとおり・やっぱり道理でなるほどさすがそれもそのはず強いて敢えてむりやり努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ずきっと絶対是非何としてもどうしても何が何でも是が非でも願わくは必ずや必然必定必至不可避誓って違いないはず決まってすなわち否が応でも否でも応でも

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