デジタル大辞泉 「どうしても」の意味・読み・例文・類語 どうして‐も [副]1 どう努力してみても。どんな径路をたどっても。「どうしても納得できない」「駅まではどうしても一時間はかかる」「どうしても話題がそこにいく」2 強い決意・願望を表す。どのようにしてでも。ぜひとも。絶対に。「どうしても成功させたい」「どうしても負けたくない」[類語](1)どうも・到底とうてい・何としても・まず・何等なんら・全然・全く・一向・さっぱり・まるきり・まるで・少しも・からきし・ちっとも・皆目・一切・まるっきり・とんと・いささかも・毫も・微塵も・毛頭・露・更更・何も・何なんにも・何一つ・一つとして・全くもって・どだい・てんで・寸分・一寸・寸毫・毫末・夢にも/(2)強いて・敢えて・むりやり・努めて・できるだけ・極力・なるたけ・なるべく・可及的・必ず・きっと・絶対・是非・何としても・何が何でも・是が非でも・押して・たって・どうぞ・どうか・くれぐれも・願わくは・なにとぞ・なんとか・まげて・ひとつ・必ずや・必然・必定・必死・不可避・誓って・てっきり・違いない・はず・決まって・すなわち・否が応でも・否でも応でも・否いやでも・否いやとも・是非とも・平に・なにぶん・心しんから・心こころから・衷心・返す返す・とくと・とっくり・重ね重ね・無理・無理算段・無理無体・無理押し・無理強じい・強制的・強引・強気・強行・独断・独断的・理不尽・強硬・頑強・問答無用・強要・力尽く・力任せ・腕尽く・ごり押し・断固・一刀両断・横柄・威圧的・否応無し・頑として・横紙破り・横紙を破る・有無を言わせず・腕力に訴える・横車を押す・押し付けがましい・ねじ伏せる・首に縄を付ける・遠慮会釈もない・無ぶ遠慮・高圧的・高飛車・頭ごなし・押し通す・押し付ける・一方的・豪腕 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「どうしても」の意味・読み・例文・類語 どう‐しても 〘 副詞 〙 ( 副詞「どう」に、動詞「する」の連用形「し」、助詞「ても」が付いてできたもの ) ある事柄が、さまざまに、または十分に考慮された上での判断を示す。どのようにしても。何としても。どうしたって。① どのようなやりかたをしても。(イ) 否定の表現でないもの。かならず。[初出の実例]「所詮さある時は、どうしても去る程にぞ」(出典:四河入海(17C前)六)「あの音を聞くとどうしても豆腐屋の昔が思ひ出される」(出典:二百十日(1906)〈夏目漱石〉一)(ロ) 強く否定するもの。ぜんぜん。[初出の実例]「身共はだうしてものがれぬ、よの人をたのめ」(出典:虎明本狂言・財宝(室町末‐近世初))「解らないナ。どうしても解らん」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)② 断定的に強調する。どう考えてもまことに。まちがいなく。[初出の実例]「としの矢のかずは三十三間の堂(ダウ)してもはやく過る光陰」(出典:狂歌・卜養狂歌集(1681頃)冬)「どうしても天才肌だ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一一)③ どうあっても。ぜひとも。[初出の実例]「どふも皈(けへ)しともねへようだが、どふしても皈らざアなるめへのウ」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by