何としても(読み)ナントシテモ

デジタル大辞泉 「何としても」の意味・読み・例文・類語

なんとしても

どうやってでも。必ず。「何としても約束だけは守る」
(あとに打消しの語を伴って用いる)どうやってみても。「彼には何としても勝てない」
[類語](1強いて敢えてむりやり努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ずきっと絶対是非どうしても何が何でも是が非でも押してたってどうぞどうかくれぐれも願わくはなにとぞなんとかまげてひとつ必ずや必然必定必死不可避誓っててっきり違いないはず決まってすなわち否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非とも平にとくととっくり重ね重ね無理無理算段無理無体無理押し無理強い強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し断固一刀両断横柄威圧的否応無し頑として横紙破り横紙を破る有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましいねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕/(2迚も到底とうていどうしてもまず何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで少しもからきしちっとも皆目一切まるっきりとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何もなんにも何一つ一つとして全くもってどだいてんで寸分一寸寸毫毫末夢にも

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精選版 日本国語大辞典 「何としても」の意味・読み・例文・類語

なんと【何と】 しても

  1. あらゆる手段を尽くしても。どうしても。
    1. (イ) 否定的な表現を伴う。
      1. [初出の実例]「ヒルイクサ ニワ nanto(ナント) xitemo(シテモ) カナウマイ」(出典:天草本平家(1592)二)
    2. (ロ) 意志欲求の表現を伴う。「何としても勝ちたい」
  2. なんと(何━)いっても
    1. [初出の実例]「西周はなんとしても故天子之国であるほどに、よい物どもが多ぞ」(出典:史記抄(1477)三)

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