コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カキ(柿) カキDiospyros kaki; persimmon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カキ(柿)
カキ
Diospyros kaki; persimmon

カキノキ科の落葉高木。中国原産であるが,古くから栽培され,品種はきわめて多い。高さ3~9m。よく枝分れする。7~15cmぐらいの楕円形の葉は明るい緑色で互生する。雌花雄花があり,雌雄同株であるがかたよって生じることが多い。6~7月頃,浅い鐘状の花が咲く。4枚ある片は緑色,花冠は白色で壺状,上部が4裂する。雄花は小さく3個ぐらい集る。おしべは 16本。雌花は大きく単生し,1本のめしべと未発達の8本のおしべをもつ。果実の形は品種によってさまざまで,茶色の扁平な種子は透明な胚乳をもつ。東アジア各地で栽培されるが,甘柿は日本独特のもの。富有柿御所柿次郎柿などが代表的である。柿は広く各地に植えられ,身不知 (みしらず) ,蜂屋など多くの品種がある。さわし柿にしたり,干し柿にして食べる。干し柿のほかに保存用としては樽に詰めた樽柿塩漬の柿などがある。また,この木を火葬の燃料に使ったところから,いろり火には使用しないならわしがある。材は家具や細工に用いる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

カキ(柿)【カキ】

本州〜九州,中国に自生するカキノキ科の落葉高木。古くから果樹として栽培される。葉は広楕円形で,長さ7〜17cm,花は淡黄色で5〜6月に咲く。甘ガキと渋ガキに大別され,幼果期にはともに渋いが,前者は成熟期に渋が抜ける。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

栄養・生化学辞典の解説

カキ

 [Diospyros kaki].カキノキ目カキノキ科カキノキ属に属する.果実.ビタミンAに富む.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

カキ【カキ(柿) kaki】

果実を食用にするため広く栽培されるカキノキ科の落葉高木(イラスト)。東アジア温帯に固有。多くの枝を分けて広がった樹冠を作り,楕円形で鋸歯のない大型の葉をつける。高さ5~10m,若枝灰褐色,古くなると灰黒色となり,多数の縦に走る割れ目が入る。葉は長さ4~17cm,幅4~10cmで厚みがある。初夏,新しい枝の葉のわきに1花をつける。雄花・雌花・両性花があり,株によっては雄株雌株に見えるものもある。萼は大きく緑色で4裂する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のカキ(柿)の言及

【成木責め】より

…果樹に霊を認めてそれを威嚇し,豊産を約束させる呪法。小正月に行われ,木責め,木まつり,ナレナレなどともいわれる。全国に広い分布をもつが,果樹といってもほとんどは柿の木に対するものである。まず2人一組になって果樹に向かい,1人が〈成るか成らぬか,成らねば切るぞ〉と唱えながら鎌や斧,なたなどで樹皮に少し傷をつけ,もう1人が果樹になったつもりで〈成り申す,成り申す〉などと答えると,傷の所に小正月の小豆粥が少し塗られるというのが一般的な形式で,おとなも子どもも参加する。…

※「カキ(柿)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

カキ(柿)の関連キーワード広島県廿日市市上の浜桜淵県立自然公園オイスターソース牡蠣殻・牡蛎殻酢牡蠣・酢牡蛎カキえもん人気生牡蠣・生牡蛎カキ肉エキスチマサンチュ後棘長心喰虫二角長心喰虫二尾長心喰虫会津美里町かつらぎ町牡蠣殻葺き牡蠣・牡蛎小長井牡蠣中西 静生二角心喰虫今井 丈夫

今日のキーワード

跋扈

[名](スル)《「後漢書」崔駰伝から。「跋」は越える意、「扈」は竹やな》魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。「軍閥の跋扈」「悪辣な商売が跋扈する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android