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カード かーど

デジタル大辞泉の解説

カード(card)

小さな四角い紙。特に、ある規格に従ってそろえたものをいう。「単語カード」「蔵書カード」「クリスマスカード
トランプ。また、その札。「カードを切る」
野球などで、試合の組み合わせ。「好カード
クレジットカード」「キャッシュカード」「テレホンカード」などの略。

カード(curd)

乳汁が酵素や酸の作用で凝固したもの。牛乳を飲んだあと胃内で、カゼインなどが胃酸によって凝固してできる。また、チーズやヨーグルト製造時にも生じる。

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栄養・生化学辞典の解説

カード

 全乳脱脂乳などが酸や凝乳酵素キモシンなど),もしくは熱によって凝固したもの.特にチーズ製造で,凝乳酵素によってカゼインを凝固させホエーと分離したもの.

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世界大百科事典 第2版の解説

カード【curd】

脱脂乳に酸または凝乳酵素を加えてできるカゼインを主成分とする凝固物をいう。牛乳の主要タンパク質であるカゼインは,等電点がpH4.6であるので酸を加えると沈殿し,凝乳酵素(レンネット,ペプシンなど)によっても変性して沈殿する性質をもつ。全乳から同様にして生ずるカードには脂肪も含まれる。カードを生成する牛乳のこのような性質はヨーグルトやチーズなどの製造に利用されている。牛乳を飲むと胃の中で胃酸とペプシンによりカゼインが凝固してカードができるが,そのカードが柔らかいと消化性がよい。

カード【card】

繊維塊を解きほぐし,くし削って繊維を平行にし,ひも状の長い繊維束のスライバーsliverをつくる紡績機械。綿紡では梳綿(そめん)機とも呼ばれ,混打綿工程の後で使用される。これより後の工程では,細い糸をつくる際に用いるコーマーを除けばきょう雑物を取り除く操作は行われないので,雑物や不良繊維を除去することも重要な役目になっている。昔は繊維塊から直接糸を紡いでいたが,18世紀になると針を植えた板に綿花を載せて,同様な板でくし削るようになり,これが現在のカードへと発展した。

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大辞林 第三版の解説

カード【card】

四角に切った小さい厚紙。通信用の二つ折りのものもいう。 「単語-」 「クリスマス--」
トランプ。また、その札。
試合の組み合わせ。 「今週の好-」
クレジット-カード・キャッシュ-カードの略。

カード【curd】

乳汁に酸あるいは凝乳酵素(レンニンやペプシンなど)を加えると生じる凝固物。牛乳を飲むと、胃の中で牛乳中のカゼインなどが凝固してカードになる。 → ソフト-カード-ミルク

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カード
card; carding engine

紡績機械の一種。繊維塊を針布 (数枚の布を貼合せた基布に針を植えたもの) あるいはメタリックワイヤ (鋸歯状ワイヤ) によってくしけずり,短繊維や不純物を除きながら1本1本の繊維に分離する,いわゆるカーディング作用を行う機械。この機械によって薄いシート状繊維集合体であるウェブがつくられ,さらにこれをまとめて太い繊維集束であるスライバがつくられる。針布やメタリックワイヤを巻付けたカードシリンダと,針布を装着したベルト状のフラットの間でカーディング作用を行うフラットカードは,主として綿紡式の紡績に用いられる。また,カードシリンダの周囲に,針布やメタリックワイヤを巻付けたローラを配置したローラカードは,毛紡績や麻紡績などに用いられる。また紋織物製造に使うジャカード機についている紋紙 (穴をあけた紙) のこともカードという。

カード
card

コンピュータの入出力媒体。一定の大きさと形と厚さをもつ紙質のカード上の定められた位置に穿孔機でパンチすることによってデータを記録し,機械化処理に用いられる。1枚のカード上の記憶量は大別して 80欄カードと 90欄カードになるが,一般には 80欄カードが使用されている。カードの穿孔内容はブラシまたは光電管によって読取られる。特別の場合には,穿孔するかわりに鉛筆で印をつけることもある。これを穿孔する場合のパンチカードと区別して,マークカードという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カード
かーど
curd

乳汁が酸または凝乳酵素によって凝固したもの。乳中の主要タンパク質であるカゼインは、等電点pH4.6に達するか、またはチーズ製造用のレンネット酵素の作用によってヨーグルト状に凝固する。牛乳タンパク中のカゼイン含量は約80%だが、人乳中のそれは約50%なので、乳児の胃の中で乳汁が塩酸およびペプシン酵素で凝固するとき、人乳のカードのほうが柔らかく凝固し、消化がよいと考えられている。それゆえ、牛乳を加熱、高圧均質、カゼイン以外の乳タンパク添加などによって、もとの牛乳よりもカードが柔らかくなるような加工処理をすることをソフトカード化という。さらに昔からチーズ作りでカードを手がけてきた欧米人は、似たような食用凝固物もそうよんで、豆腐のことをsoy curdまたはbean curdなどという。[新沼杏二]

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