キャッツアイ(その他表記)cat's-eye

翻訳|cat's-eye

デジタル大辞泉 「キャッツアイ」の意味・読み・例文・類語

キャッツ‐アイ(cat's-eye)

猫目石ねこめいし
道路上の交差点中央線などに打ち込んだ夜間標識用のびょう。夜間、車のヘッドライトの光を反射して光る。
[類語]宝石たまぎょく宝玉勾玉原石金剛石ダイヤモンド玻璃石英水晶クリスタルクオーツ紫水晶アメシスト瑪瑙猫目石エメラルド翠玉緑玉石トパーズ黄玉オパール蛋白石トルコ石ターコイズガーネット柘榴石瑠璃鋼玉ルビーサファイア翡翠碧玉琥珀真珠パール

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精選版 日本国語大辞典 「キャッツアイ」の意味・読み・例文・類語

キャッツ‐アイ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] cat's-eye ) ( 猫の目のように光るところから )
  2. 猫目(ねこめ)石。
    1. [初出の実例]「キャッツ・アイズや、ヒスイや、ダイヤを入れた小函を」(出典:バナナ(1959)〈獅子文六〉車)
  3. 道路上に打ち込んだ鋲(びょう)。夜間、ヘッドライトを受けて発光する。交通事故を防ぐためのもの。

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改訂新版 世界大百科事典 「キャッツアイ」の意味・わかりやすい解説

キャッツアイ
cat's-eye

本来は一つの種類を示す宝石名ではなく,宝石の内部に平行状に密集配列する微小な管状組織や繊維状組織によって生ずる〈変彩効果chatoyancy〉に対する名称である。このような組織をもつ宝石をカボション形にカットした場合,組織に対して直角方向に現れる光の線条をネコの目にたとえた名である。代表的なものはクリソベリル・キャッツアイクリソベリル)で,通常キャッツアイ(猫目石)と呼ぶときはこれを指す。その他トルマリン,アパタイト,ベリルなど多くの宝石にこの効果を現すものがあり,おのおの石名を冠して何々キャッツアイと称する。石英中に石綿の繊維状組織が平行な層状に混入したものも,同様な光の効果を現し,タイガーアイ虎目石)と呼ばれる。
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百科事典マイペディア 「キャッツアイ」の意味・わかりやすい解説

キャッツアイ

猫目石とも。クリソベリル(金緑石)で変彩を示すものの宝石名。繊維状構造のためカボション・カットしたものはネコの目のような感じの絹糸状繊維光が現れる。絹状光沢,不透明〜半透明帯緑色のものが多い。主産地スリランカブラジルロシアなどで,非常に高価。また繊維状アスベストを平行に包有する石英など,ネコの目に似た繊維光を示す鉱物を虎目石(タイガーアイ)という。
→関連項目金緑石宝石

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デジタル大辞泉プラス 「キャッツアイ」の解説

キャッツ・アイ

①北条司による漫画作品。美術品を狙う怪盗3姉妹と彼女らを捕まえようとする若い刑事の対立を描く。『週刊少年ジャンプ』1981年第40号~1984年第44号に連載。集英社ジャンプコミックス全18巻。1997年には林海象監督による実写映画が公開された。見出し語の「・」はハートマーク。
②①を原作とする日本のテレビアニメ。放映は日本テレビ系列(1983年7月~1984年3月、1984年10月~1985年7月)。制作:東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)。怪盗三姉妹の活躍を描く。

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知恵蔵mini 「キャッツアイ」の解説

キャッツ・アイ

北条司のマンガ作品。少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」で1981年から84年まで連載された。美術品を狙う怪盗・キャッツアイ(正体は来生泪、瞳、愛の美人三姉妹)と、彼女たちを追う刑事で瞳の恋人でもある内海俊夫とのドラマを描いたストーリーで、著者出世作となった。83年には日本テレビ系列でアニメ化され、杏里の歌う主題歌とともに人気を博し、海外でも多くの国で放映された。また、88年にはテレビドラマ化、96年には小説化、97年には実写映画化され、2012年には初の舞台化が予定されている。

(2012-07-26)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャッツアイ」の意味・わかりやすい解説

キャッツ・アイ
cat's eye

猫目石ともいう。結晶中に多くの針状包有物が平行に並んで存在し,カボッション・カットによって,猫の目のような光彩が現れる数種の宝石の総称。金緑石,水晶猫目石 (オクシデンタル・キャッツ・アイ) ,クロシドライト猫目石 (アフリカ・キャッツ・アイ) ,鋼玉猫目石などがある。スリランカ,ブラジルより産出。古代より高価な宝石として珍重されてきた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「キャッツアイ」の意味・わかりやすい解説

キャッツアイ
きゃっつあい

猫目石

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