キャッツアイ

百科事典マイペディア「キャッツアイ」の解説

キャッツアイ

猫目石とも。クリソベリル金緑石)で変彩を示すものの宝石名。繊維状構造のためカボション・カットしたものはネコの目のような感じの絹糸状繊維光が現れる。絹状光沢,不透明〜半透明,帯緑色のものが多い。主産地はスリランカ,ブラジル,ロシアなどで,非常に高価。また繊維状アスベストを平行に包有する石英など,ネコの目に似た繊維光を示す鉱物を虎目石(タイガーアイ)という。
→関連項目金緑石宝石

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精選版 日本国語大辞典「キャッツアイ」の解説

キャッツ‐アイ

〘名〙 (cat's-eye) (猫の目のように光るところから)
① 猫目(ねこめ)石。
バナナ(1959)〈獅子文六〉車「キャッツ・アイズや、ヒスイや、ダイヤを入れた小函を」
② 道路上に打ち込んだ(びょう)夜間ヘッドライトを受けて発光する。交通事故を防ぐためのもの。

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デジタル大辞泉「キャッツアイ」の解説

キャッツ‐アイ(cat's-eye)

猫目石(ねこめいし)。
道路上の交差点・中央線などに打ち込んだ夜間標識用の鋲(びょう)。夜間、車のヘッドライトの光を反射して光る。

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世界大百科事典 第2版「キャッツアイ」の解説

キャッツアイ【cat’s‐eye】

本来は一つの種類を示す宝石名ではなく,宝石の内部に平行状に密集配列する微小な管状組織や繊維状組織によって生ずる〈変彩効果chatoyancy〉に対する名称である。このような組織をもつ宝石をカボション形にカットした場合,組織に対して直角方向に現れる光の線条をネコの目にたとえた名である。代表的なものはクリソベリル・キャッツアイ(クリソベリル)で,通常キャッツアイ(猫目石)と呼ぶときはこれを指す。その他トルマリン,アパタイト,ベリルなど多くの宝石にこの効果を現すものがあり,おのおの石名を冠して何々キャッツアイと称する。

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