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ソナタ ソナタsonata

翻訳|sonata

8件 の用語解説(ソナタの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソナタ
ソナタ
sonata

器楽曲のジャンルの一つ。イタリア語sonare (鳴り響く,演奏する) に由来し,cantare (歌う) に由来する「カンタータ」 cantataと対照される。時代によってその内容を異にするが,一般に多楽章形式をとる器楽曲といえる。

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デジタル大辞泉の解説

ソナタ(〈イタリア〉sonata)

独奏曲または室内楽曲の形式の一。その内容は時代によって大きく異なるが、バロック期には緩‐急‐緩‐急の4楽章構成の教会ソナタソナタ‐ダ‐キエザ)と、種々の舞曲を連ねた室内ソナタソナタ‐ダ‐カメラ)とが典型的となった。18世紀後半以降、古典派ロマン派の作曲家によって大きな発展をとげ、第1楽章にソナタ形式を用いた4楽章形式が中心となった。奏鳴曲
[補説]書名別項。→ソナタ

ソナタ【Sonatas】[書名]

バリェ=インクランの長編散文詩。四部作。「秋のソナタ」「夏のソナタ」「春のソナタ」「冬のソナタ」の順で、1902年から1905年にかけて年一作ずつ刊行された。別邦題「四季のソナタ」。

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百科事典マイペディアの解説

ソナタ

独奏ないし重奏のための多楽章の器楽曲で,主要な楽章がソナタ形式で書かれたもの。かつては奏鳴曲ともいった。交響曲も大規模なソナタだが,一般には,ピアノ・ソナタ独奏楽器ピアノなどの鍵盤(けんばん)楽器のためのソナタ(バイオリン・ソナタフルート・ソナタなど),独奏楽器だけの無伴奏ソナタなどをさす。
→関連項目組曲ソナチネトリオバイオリンフレスコバルディ

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デジタル大辞泉プラスの解説

ソナタ

韓国の現代自動車が1985年から製造、販売している乗用車。4ドアセダン。日本において2005年グッドデザイン賞を受賞。ハイブリッドエンジンを搭載するモデルもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ソナタ【sonata[イタリア]】

1600年前後に成立した器楽の一ジャンル。概して数楽章から成る独奏ないし重奏のための純粋器楽。とくにバロック・ソナタと古典派,ロマン派のソナタは重要で,それぞれの時代に特有の一定の型があった。古典派以降の三重奏以上の室内楽は一般にこの名称をもたないが,広義にはソナタに含まれる。また交響曲も管弦楽のための一種のソナタである。比較的演奏が容易で小規模なソナタはソナチナsonatina(複数形ソナチネ)と呼ばれる

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大辞林 第三版の解説

ソナタ【sonata】

器楽曲の形式および曲種の一。一六~一七世紀に出現し、バロック-ソナタから古典派ソナタへと発展した。バロック-ソナタは、緩・急楽章が交代する四楽章形式でフーガを中心とする教会ソナタと、舞曲の組曲から成る室内ソナタに区別される。古典派ソナタは第一楽章に速いソナタ形式をとる対比的な多楽章から成り、ハイドン・モーツァルト・ベートーベンなどによってその形式的可能性が極限まで追求された。奏鳴曲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソナタ
そなた
sonata 英語 イタリア語
Sonateドイツ語
sonateフランス語

西洋音楽用語。「奏鳴曲」の訳語がある。イタリア語で「奏する」という意味のソナーレsonareに由来し、器楽曲のある種のタイプを意味する。しかしこの語によって示される意味内容は時代によって大きく異なり、さらにこれには意味の安定しない前史があり、また使用法が混乱していく衰退期があって、この用語を統一した概念として説明するのは困難である。
 ソナタということばの使用例は、さかのぼれば13世紀まで行き着くといわれているが、この語が楽曲の表題として用いられるのは、独立した器楽曲が盛んになる16世紀中期以後のことである。しかしその後17世紀中期までの1世紀ほどの間は、この語の意味するところに何かまとまった傾向を見いだすのはほとんど不可能であるし、またのちに鮮明になってくるこの語の意味内容とのつながりも明確ではない。しかし17世紀中ごろになると、このことばによってある程度はっきりした概念が示されるようになった。それはバイオリンなどの何声部かによって実現される合奏音楽で、テンポや拍子の異なったいくつかの部分(楽章)からなるものであった。演奏される場所は教会か宮廷(室内)であって、やがてその場所に応じてソナタのタイプは二分されていった。こうしたソナタの初期の発展はイタリアを中心に展開されたが、しだいにヨーロッパの各地に広まり、ことに二つの異なったタイプに分かれるのには、ドイツなどの影響も少なくなかったと思われる。
 一つはソナタ・ダ・キエザsonata da chiesa(教会ソナタ)とよばれるもので、これは荘重な楽章、フーガ風な楽章、テンポの遅い装飾的な楽章、テンポの速い舞曲風な楽章などを組み合わせた三ないし五楽章からなる。テンポ、拍子、情調などの鋭い対比をその大きな特徴としているが、調性は変わることがない。のちに緩―急―緩―急という四楽章構成が典型的にみられるようになった。
 もう一つのタイプはソナタ・ダ・カメラsonata da camera(室内ソナタ)とよばれるもので、各種の舞曲を対照的に連ねたものを基本とするが、舞曲以外のものがそこに入り込むこともあり、また舞曲の配列の仕方に、ある種の規範が認められることもある。この場合も、同一の調性によって全曲が統一されているということが特色の一つになっている。このような2種の楽章構成のタイプは、二つの旋律楽器と通奏低音という三声部によって演奏されることが多く、トリオ・ソナタsonata a treとよばれる演奏形態はバロック時代にとりわけ好まれた。しかし18世紀に入ってバロック時代も後期になると、単一の旋律楽器と通奏低音によるソロ・ソナタsonata a dueのほうが優位になっていく。
 18世紀前半にすでに新しいタイプのソナタが試みられる。それは初めのうちは(ものによっては後になっても)かならずしもソナタと直接称されてはいなかったとしても、今日私たちが古典派やロマン派のソナタ、あるいは第一義的にソナタと概念化しているものの歴史がここに始まるのである。この新しいソナタのタイプもまたイタリアを発祥の地としているように思われる。そして今度はクラビア(有弦鍵盤(けんばん)楽器)がその発展に重要な役割を果たしている。さまざまな楽章を組み合わせた二楽章、三楽章、四楽章のものが、この楽器のために初めのうちはパルティータ、ディベルティメントなどといった名前で多く現れ、18世紀の3分の2が経過したころから、もっぱらソナタという名称をもつようになった。このころクラビアのためのソナタは、のちにソナタ形式とよばれる楽曲形成法による急速楽章―緩徐楽章―急速楽章という三楽章構成か、ウィーンなどでは上記の第二楽章もしくは第三楽章にメヌエットが入った三楽章構成に、ほぼ固まっていたように思われる。このタイプにバイオリンが、初めのうちは任意参加の形で、やがて必須(ひっす)のものとして加わることによってバイオリン・ソナタが成立した。同様にバイオリンとチェロが加わることによって、のちにピアノ・トリオとよばれる、三つの楽器のためのソナタが生まれた。
 しかしこうした新しい多楽章形式としての古典派ソナタは、古典派様式の生成と発展とともに形を整えられていったのであるが、それはさらに、同じころにほぼ並行して新しく誕生してきたシンフォニーやクァルテットやコンチェルトなどとも互いに影響を受け合った。そうして、楽曲のタイトルとして普通はソナタと名づけられなかったこのようなジャンルも、また本来のソナタも、楽器編成の違いを度外視すれば、楽章配列や各楽章の基本的構造などの点で、この時代特有の一つの原理に支えられているといってよいことになる。後世はその原理をソナタという概念、あるいはソナタ多楽章形成Sonatenzyklusといったことばでとらえようとする。この「概念としてのソナタ」からいえば、シンフォニー(交響曲)はオーケストラのためのソナタであり、ピアノ・コンチェルト(ピアノ協奏曲)はピアノとオーケストラのためのソナタ、ということになる。その実体は、〔1〕ソナタ形式による急速楽章、〔2〕種々の形式による緩徐楽章、〔3〕メヌエットないしスケルツォ、〔4〕種々の形式による急速楽章、という四つの楽章を多楽章構成の骨格とし、どれかの楽章を欠いていたり(たとえばコンチェルトのように〔3〕を欠いているのが本来の形であるというジャンルもある)、より多くの楽章が付加されたり、配列の順序が異なったり、という幅の広いものである。こうしたソナタの原理は、20世紀に入るまでヨーロッパの器楽にほとんど絶対的な影響力をもった。[大崎滋生]

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