マントル(読み)まんとる(英語表記)Mickey Charles Mantle

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マントル(Mickey Charles Mantle)
まんとる
Mickey Charles Mantle
(1931―1995)

アメリカのプロ野球選手(右投左右打)。大リーグ(メジャー・リーグ)のニューヨーク・ヤンキースでおもに外野手としてプレー。三冠王を獲得してヤンキースの黄金時代を支え、驚異的な飛距離のホームランでもファンを魅了し、「史上最高のスイッチ・ヒッター」といわれた。
 10月20日、オクラホマ州スパビナウで生まれる。1949年、ヤンキースに入団。1951年に大リーグ初昇格を果たした。この年は、ヤンキースのワールド・シリーズ5連覇の3年目にあたり、往年の大スター、ジョー・ディマジオの現役最後のシーズンでもあった。1955年に初の本塁打王を獲得、56年には打率3割5分3厘、ホームラン52本、打点130で三冠王となり、ワールド・シリーズ優勝にも貢献して最優秀選手(MVP)に選ばれた。1957年も、無冠ながらリーグ優勝に貢献してMVPを受賞。その後、1958年と60年にも本塁打王を獲得した。その1960年にロジャー・マリスが加入してきて、「MM砲」といわれた。2人は1961年、競うようにホームランを打ち、ベーブ・ルースのもつ60本塁打のシーズン記録(当時)に迫った。だが、マントルが故障で先にリタイアして54本に終わり、最終戦でマリスが61本を記録した。1962年も故障に悩まされたが、ワールド・シリーズ制覇に貢献して3回目のMVPを受賞した。その後も故障と戦いながらプレーを続けたが、1968年限りで引退した。
 18年間の通算成績は、出場試合2401、安打2415、打率2割9分8厘、本塁打536、打点1509。獲得したおもなタイトルは、首位打者1回、本塁打王4回、打点王1回、MVP3回、ゴールドグラブ賞1回。1974年に野球殿堂入り。[山下 健]
『ミッキー・マントル、ロバート・スミス共著、宮川毅訳『ミッキー・マントル自伝 大リーガーへの道』(1977・ベースボール・マガジン社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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