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交換[人類学] こうかん[じんるいがく]exchange

翻訳|exchange

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

交換[人類学]
こうかん[じんるいがく]
exchange

生産物,財貨,資源,労働,権利,名誉など有形無形のものが複数の主体間で相互に提供され,受容されること。 M.モースは『贈与論』において,交換を単に経済的なものだけではなく,義務的な贈与交換としてとらえた。また C.レビ=ストロースは,交換を人間のコミュニケーションの様式ととらえ,婚姻は女性を媒介として集団間のコミュニケーションがなされる交換体系であると主張した。彼によれば,人類の婚姻には,集団間で女性が直接交換される「限定交換」と,ある集団に女性を与える一方,それとは別の集団から女性を迎えるという,女性が循環するような「一般交換」の2つの基本構造がある。このように人類学においては,交換は基本的に互酬性の原理に基づいており,義務的な社会現象の一種と考えられている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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