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南島原市 みなみしまばら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南島原〔市〕
みなみしまばら

長崎県南東部,島原半島の南東部を占める市。雲仙岳南斜面の扇状地に広がり,南部は島原湾に臨み,南西部は早崎瀬戸を挟んで熊本県と向かい合う。2006年加津佐町,口之津町,南有馬町,北有馬町,西有家町,有家町,布津町,深江町の 8町が合体して市制施行。永禄5 (1562) 年有馬氏の支配下で口之津港が開港。永禄10 (1567) 年にはポルトガル船が来航し,その後南蛮貿易港として繁栄。同時期に来日したキリシタンによるキリスト教布教の中心地となり,コレジヨセミナリオが設立された。西有家にはローマ字綴りの日本文と年号が刻まれた吉利支丹墓碑があり,南部の海岸近くにはキリシタン弾圧によって起こった島原の乱の終焉の地である原城跡が残る。北有馬にある有馬氏築城の日野江城跡,縄文時代の原山支石墓群とともに,いずれも国の史跡に指定されている。農業は米作のほか,ミカン,イチゴ,ジャガイモなどの栽培が行なわれ,特に葉タバコの生産が盛ん。酪農も営まれ,沿岸部ではノリやワカメが養殖される。島原の乱以降小豆島からの移民が持ち込んだといわれる,そうめんが特産品。西部では砂丘が発達し,野田浜や前浜などの海水浴場がある。陸繋島の岩戸山は亜熱帯性植物の宝庫で,岩戸山樹叢は国指定天然記念物。海岸一帯は島原半島県立自然公園,雲仙岳の山麓は雲仙天草国立公園に属する。海岸沿いを国道251号線が走り,南西部から雲仙岳へ向かって国道389号線が北上する。面積 170.11km2。人口 4万6535(2015)。

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