多情(読み)タジョウ

デジタル大辞泉 「多情」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「多情」の意味・読み・例文・類語

た‐じょう‥ジャウ【多情】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 情が多いこと。情愛が深く感じやすいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「一片心猶重、多情手自伝」(出典:菅家文草(900頃)五・石硯)
    2. 「多情とは断腸の心也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐和席八詩〕
  3. 気の移りやすいこと。気まぐれであること。また特に、異性に対して移り気なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「然らば則多情無比の温柔郷は、何を以て花柳と呼ぶ耶」(出典:花柳春話〈織田純一郎訳〉題言(1878‐79)〈<著者>成島柳北〉)

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普及版 字通 「多情」の読み・字形・画数・意味

【多情】たじよう(じやう)

心に思うことが多い。宋・軾〔念奴嬌、赤壁懐古〕詞 故國に(こころ)ぶ 多應(まさ)に我を笑ふべし 早く髮を生ずるを 人(じんかん)の如し 一(ま)た江(そそ)がん

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