思い做し(読み)オモイナシ

デジタル大辞泉 「思い做し」の意味・読み・例文・類語

おもい‐なし〔おもひ‐〕【思い×做し】

そうであろうと思い込むこと。気のせい。
「―でもあろうが、其面相かおだちも大きく厳めしくなって」〈二葉亭訳・片恋
まわりの人が推定して決めること。世間評判
「これは、人の御きはまさりて、―めでたく」〈・桐壺〉
[類語]忖度推察拝察高察賢察明察憫察びんさつ推測推量推考端倪たんげい邪推類推酌量了察推認推断推定斟酌しんしゃく憶測配慮揣摩しま揣摩憶測しまおくそく察し心配り気配り心遣い気遣い推し量る酌む酌み取る思い勘繰る思いやるおもんぱかる推し当てる心当て気を回す見越す察する感じ取る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android