端倪(読み)タンゲイ

デジタル大辞泉の解説

たん‐げい【端×倪】

[名](スル)《「荘子」大宗師から。「端」ははじめ、「倪」はおわりの意》
物事の初めと終わり。事の始終。
物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。「この子の才能には端倪すべからざるものがある」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

たんげい【端倪】

( 名 ) スル
〔「荘子大宗師」より。「端」はいとぐち、「倪」は田のはしの意〕
事の始めと終わり。
〔韓愈「送高閑上人序」〕 推測すること。おしはかること。 「 -すべからざる事態」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

たん‐げい【端倪】

〘名〙 (「端」は緒(いとぐち)、「倪」は田の境、田の終わる所の意)
① 事の本末終始。
※異制庭訓往来(14C中)「其於五色之顕著則雖頑夫痴子遙弁其端倪」 〔荘子‐大宗師〕
② かぎり。きわ。はて。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)三「莫朕は端倪をみぬ処ぞ。どこが方所とも限りもなき処を云ぞ」 〔謝霊運‐遊赤石進帆海一首〕
③ (━する) 推測すること。測り知ること。多く「端倪すべからず」の形で、容易に測り知るわけにはいかない意に用いる。
※懶室漫稿(1413頃)五・晦叔字序。送智上人帰越「吾釈門之訓盛大浩博。未概見而端倪焉」
※死霊‐二章(1946‐48)〈埴谷雄高〉「貴方は、見事な、端倪(タンゲイ)すべからざる心理家だ」 〔韓愈‐送高閑上人序〕
物事の端緒。いとぐち。きざし。
旧習一新(1875)〈増山守正〉凡例「旧習の迷ひを辨じ、窮理の端倪を示さんとする老婆心に出る者故」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

バンクシー

英ロンドンを中心に活動する覆面アーティスト。世界各地の街に現れて建物の壁などに社会風刺的なグラフィティアートを描くなど、ゲリラ的なアート活動を行っている。2005年に自身の作品を世界各国の有名美術館に...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

端倪の関連情報