デジタル大辞泉
「端倪」の意味・読み・例文・類語
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たん‐げい【端倪】
〘名〙 (「端」は緒(いとぐち)、「倪」は田の境、田の終わる所の意)
① 事の本末終始。
※異制庭訓往来(14C中)「其於二五色之顕著一則雖二頑夫痴子一遙弁二其端倪一」 〔荘子‐大宗師〕
② かぎり。きわ。はて。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)三「莫朕は端倪をみぬ処ぞ。どこが方所とも限りもなき処を云ぞ」 〔謝霊運‐遊赤石進帆海一首〕
③ (━する) 推測すること。測り知ること。多く「端倪すべからず」の形で、容易に測り知るわけにはいかない意に用いる。
※懶室漫稿(1413頃)五・晦叔字序。送智上人帰越「吾
釈門之訓盛大浩博。未
レ易
レ以
二概見而端倪
一焉」
※
死霊‐二章(1946‐48)〈
埴谷雄高〉「貴方は、見事な、端倪
(タンゲイ)すべからざる心理家だ」 〔韓愈‐送高閑上人序〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「端倪」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報