デジタル大辞泉 「慊焉」の意味・読み・例文・類語 けん‐えん【×慊×焉】 [ト・タル][文][形動タリ]《「慊」には満足と不満足との二様の意がある》1 あきたらず思うさま。不満足なさま。「心中、慊焉たるものがある」2 (多く下に打消しの語を伴って用いる)満足に思うさま。「慊焉とせぬ面持ち」[類語](2)満足・満悦・充足・飽満・自足・自得・会心・自己満足・本望・満ち足りる・心行く・堪能・満喫・安住・安んずる・甘んずる・十分・十全・嬉しい・楽しい・面白い・喜ばしい・喜び・愉快・痛快・結構・喜悦・有頂天・納得・三平二じ満・思わしい・上機嫌・ご機嫌・御おんの字・足りる・足る・舞い上がる・満たす・気を良くする・溜飲りゅういんを下げる・言うことなし・気に入る・意に適う・うきうき・うはうは・わくわく・いそいそ・ぞくぞく 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「慊焉」の意味・読み・例文・類語 けん‐えん【慊焉】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「慊」には、満足と不満足との正反対の意がある )① あきたりなく思うさま。[初出の実例]「一茶句集」(出典:<出典>)② ( 多く打消の場合に用いる ) 満足するさま。[初出の実例]「然るに此の結論に慊焉(ケンエン)たらざりしにや」(出典:文芸と道徳(1907)〈長谷川天渓〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by