デジタル大辞泉
「自得」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じ‐とく【自得】
- 〘 名詞 〙
- ① 自分自身で会得すること。自分自身で理解すること。
- [初出の実例]「坎位当レ仁宜二自得一、坤霊与レ化好相歆」(出典:本朝麗藻(1010か)下・海不辞水〈大江以言〉)
- 「いそがず、をこたらず、才覚を用ひず、常になすべき事をして、自得を待にて候」(出典:集義和書(1676頃)四)
- [その他の文献]〔礼記‐中庸〕
- ② 自分自身で満足すること。
- [初出の実例]「擯俗地。無何郷。心自得。寿無疆」(出典:本朝文粋(1060頃)一・遠久良養生方〈兼明親王〉)
- 「吾れ無為の境に優遊して、是非の外に自得(ジトク)す」(出典:太平記(14C後)一)
- [その他の文献]〔楚辞‐遠遊〕
- ③ 得意になってうぬぼれること。
- [初出の実例]「彼の第十九世紀の大勢力に敵対して揚々自得するの日耳曼、露西亜と雖も」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉一〇)
- [その他の文献]〔史記‐晏嬰伝〕
- ④ ( 「自業自得」の形で ) みずから報いを受けること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「自得」の読み・字形・画数・意味
【自得】じとく
心にさとる。納得する。〔孟子、離婁下〕君子は深く之れに
(いた)るに
を以てす。其の之れを自得せんことを欲するなり。字通「自」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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