出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…このような鎌倉時代の武家住宅をさらに変貌させていったのは,僧侶の住いの影響である。当時の僧侶の多くは,寺院の中で個別の住房を構えて修行を行っていたが,書見のために棚板のついた出窓(附書院)を設けたり,仏画をまつるため壁面の前に飾棚を固定した装置(押板(おしいた))を設けることが一般化していった。これらの変化は14世紀から15世紀にかけて進んでいったが,やがて,それが武家住宅にも採り入れられるようになる。…
…稲米,番薯(サツマイモ),大麦,小麦,油菜,豆類などをつくるほか,茶葉の栽培や林業に従事することでも知られる。村落は一般に数十戸が集まって形成され,同姓同祖によって共有される〈祠堂〉や血縁的つながりのある人々によって構成されている〈房〉という組織が社会単位となっている。また,上述の槃瓠伝説で語られた諸姓は婚姻規制と結びついている。…
※「房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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