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移ろう ウツロウ

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デジタル大辞泉の解説

うつろ・う〔うつろふ〕【移ろう】

[動ワ五(ハ四)]《動詞「うつ(移)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の音変化》
位置や住居を変える。移動する。「木の間を―・う月の光」
心変わりする。変心する。「―・いやすいは人の心」
移り変わっていく。物事がしだいに衰えてゆく。「時とともに―・いゆく町並み」
色が変わってゆく。
㋐色があせる。
「秋も暮れて、…菊の花の色香が―・う季節になった」〈谷崎少将滋幹の母
㋑色づく。染まる。
「神な月時雨もいまだ降らなくにかねて―・ふ神なびの森」〈古今・秋下〉
花が散る。
「垂れこめて春の行くへも知らぬ間に待ちし桜も―・ひにけり」〈古今・春下〉

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

うつろう【移ろう】

( 動五[四] )
〔「移る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の転〕
時の経過とともに物の状態が変わってゆく。衰えてゆく。 「奈良の都の-・ふ見れば/万葉集 1045
場所が変わる。移動する。 「山里などに-・ひて/徒然 30
色が変わってゆく。あせる。 「色々-・ひたるも黄なるが見所あるも/紫式部日記」
花が散る。 「桜ははかなき物にて、かく程なく-・ひ候なり/宇治拾遺 1
色や香りがしみつく。そまる。 「月草に衣色どり摺らめども-・ふ色といふが苦しさ/万葉集 1339
心変わりをする。変心する。 「消えわびぬ-・ふ人の秋の色に身をこがらしのもりの白露/新古今 恋四

出典|三省堂
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