日本大百科全書(ニッポニカ) 「能力(法律)」の意味・わかりやすい解説 能力(法律)のうりょく 法律上、一定の事柄に関する人の資格をいう。たとえば、民法上では、権利義務の主体となりうる資格である権利能力、自己単独で有効な法律行為をなしうる資格である行為能力、違法な行為による責任を負いうる資格である責任能力などがある。ただし、民法上で、単に能力という場合には、行為能力のことを意味する。なお、刑法上で、犯罪をなし刑罰を受けうる資格を犯罪能力、刑罰能力という。[竹内俊雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例