自嘆(読み)ジタン

デジタル大辞泉 「自嘆」の意味・読み・例文・類語

じ‐たん【自嘆/自×歎】

《「じだん」とも》自分で自分のことをほめること。自賛
「和歌よむ事を自らも常に―し給ひけり」〈今昔・二四・三三〉
[類語]自慢誇るうぬぼれるおのぼれる思い上がる誇らしい胸を張る肩身が広い鼻が高い鼻高高勝ち誇る驕る威張る威張り散らす付け上がる高ぶる反り返る振り回す鼻にかける増長慢心自画自賛誇示おご誇り驕傲きょうごう矜持倨傲きょごう自負自負心自賛自任自得天狗うぬぼれプライド高慢自尊自尊心気位きぐらい得意思い上がり唯我独尊手前味噌我褒め身褒めのぼせるのぼせ上がる背負しょ

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精選版 日本国語大辞典 「自嘆」の意味・読み・例文・類語

じ‐たん【自嘆・自歎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じだん」とも )
  2. 自分で自分の行為をほめること。自賛。自負。自慢。
    1. [初出の実例]「此の大納言は、〈略〉和歌読む事を自も常に自歎(じたん)し給けりとなむ語り伝へたるとや」(出典今昔物語集(1120頃か)二四)
    2. 「兵ども我等がする事は宣旨院宣にも従がはばこそとじたんして」(出典:義経記(室町中か)三)
  3. 自分で自分の身をなげくこと。我が身をなげくこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「哀れなりと自嘆する意なり」(出典:箚録(1706))

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