デジタル大辞泉 「若」の意味・読み・例文・類語
じゃく【若】[漢字項目]
[学習漢字]6年
〈ジャク〉1 わかい。「若年・若輩」
2 …のようだ。ごとし。「
3 形容の語を作る助字。「自若・
4 いくらか。「若干」
5
〈ニャク〉わかい。「
〈ニャ〉梵語の音訳字。「
〈わか〉「若手・若者/年若」[名のり]なお・まさ・よし・より・わか・わく
[難読]
〈ジャク〉
〈ニャク〉わかい。「
〈ニャ〉梵語の音訳字。「
〈わか〉「若手・若者/年若」



(さい)、祝
を収める器。〔説文〕一下に「
を擇(えら)ぶなり。艸右に從ふ。右は手なり」という。〔詩、周南、関雎〕「參差(しんし)たる
(かうさい)は 左右に之れを
る」などの詩句によって解したものであろうが、卜文の字形は巫女の舞い、忘我の状態にある形で、神託を求める意。神が祈りをうけ入れることを
(諾)といい、卜文・金文には、
を
の意に用いる。卜辞に「王、邑を作るに、
は
(よし)とせんか」「
は
を
さんか、不
(ふじやく)を
さんか」のようにいい、不若とは邪神、邪悪なるものをいう。〔左伝、宣三年〕「民、川澤山林に入るも、不
に
はず。魑魅(ちみ)罔兩(まうりやう)(怪物)も能く之れに
ふ
(な)し」とみえる。金文に「上下の
否」というのは、上下帝の諾否(だくひ)の意である。神意に従うことより若順の意となり、神意のままに伝達することから「若(かく)のごとし」の意となる。王が神意によって命を発することを、金文では「王、
(かく)のごとく曰く」といい、〔書〕〔詩〕にもその形式の語が残されている。「若(わか)し」は神託を受ける女巫が若い女であることから、「若(ごと)し」はそのエクスタシーの状態になって神人一如の境にあることからの引伸義であろう。「若(なんじ)」「若(も)し」などは仮借。如も
と同じく女巫が神託を求める象で、両字通用の例が多い。
の初文。
字鏡〕
加太波美(かたばみ)〔名義抄〕
ニタリ・ヨシ・タスク・ナムチ・モシ・シク・ゴトク・ゴトシ・ワカシ・カクノゴトク・カクノゴトシ・タトヒ・シタガフ・イタル・モシクハ・ニタル/
爲 イカスルカ/
此 カクノゴトク・カクノゴトケム/
箇 イカバカリ
声として
・
(匿)など五字を収める。
は
より分岐した字。
は秘匿のところにおいて神託を求める呪儀を行う意である。
njiak、如njiaは声近く、字の立意もまた近い。なんじ、もし、ごとしなどに通用し、また「若何(いかん)」を「如何」のようにしるす。
▶・若爾▶・若淑▶・若曹▶・若輩▶・若否▶・若木▶
若・欽若・奚若・儼若・兀若・嗟若・自若・
若・杜若・瞠若・沛若・般若・不若・紛若・忙若・穆若・沃若・蘭若・老若出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…若い衆,若者,若,若連,若勢,二才(にせ)ともよばれ,15歳前後から妻帯時までの男性を指す用語。若衆組に参加すると,若者宿に入って序列を相互に確認し合い,一定期間集団生活を体験し,地域共同体の生活に必要な事柄を習得する。…
※「若」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...