自若(読み)ジジャク

デジタル大辞泉 「自若」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「自若」の意味・読み・例文・類語

じ‐じゃく【自若】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ・ナリ )
  2. 大事に直面しても、落ち着いて、態度の平常と変わらないこと。また、そのさま。「泰然自若」 〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「権兵衛が何事も無いように、自若(ジジャク)として五六歩退いた時」(出典阿部一族(1913)〈森鴎外〉)
    2. [その他の文献]〔国語‐越語・下〕
  3. 状態、形などがもとのままなこと。従前の状態に変化のないさま。
    1. [初出の実例]「其疾自若、邪気相加」(出典:台記‐久安四年(1148)一〇月一七日)
    2. [その他の文献]〔説苑‐説叢〕

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普及版 字通 「自若」の読み・字形・画数・意味

【自若】じじやく

おちついて。そのまま。〔戦国策、秦二〕費の人に、曾子名族を同じうするりて、人をせり。人、曾子の母にぐ。曾子の母曰く、吾が子は人をさずと。ること自たり。

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