デジタル大辞泉 「遊ばす」の意味・読み・例文・類語
あそば・す【遊ばす】
《動詞「あそぶ」の未然形+使役の助動詞「す」から》
1 遊ぶようにする。遊びをさせる。遊ばせる。「子供を公園で―・す」
2 人材・場所・道具などを活用しないままでおく。「不況で機械を―・している」「―・してある土地」
《動詞「あそぶ」の未然形+尊敬の助動詞「す」から》
1 「する」の尊敬語。「いかが―・しましたか」
2 遊猟・音楽・詩歌など、遊芸をする意の尊敬語。
㋐音楽をなさる。楽器を演奏なさる。
「昔の殿上人は…御箏、御琵琶など常に弾きなどしつつ―・しけるに」〈今昔・一九・一七〉
㋑詩歌をお詠みになる。
「和歌も―・しけるにこそ」〈大鏡・良房〉
㋒字や文をお書きになる。
「御書―・いて
3 (補助動詞)「お…あそばす」「ご(御)…あそばす」の形で用いて、尊敬の意を表す。「お読み―・せ」「御免―・せ」「いろいろ御苦労―・すそうで」
[類語]為る・