すぽっと(読み)スポット

デジタル大辞泉 「すぽっと」の意味・読み・例文・類語

すぽっ‐と

[副]
物の中に完全に包み込まれたり、入ったりするさま。すぽりと。「箱にすぽっとおさまる」
栓などを勢いよく引き抜くさま。また、その音を表す語。すぽんと。「ワインのコルク栓がすぽっと抜けた」
[類語]すっぽり残らず洗いざらいくまなく根こそぎ虱潰しすべて何もかもことごとくなべて悉皆しっかい余すところなく漏れなく逐一ちくいちすっかりそっくり一から十まであまねく満遍ない万事一切一切合財丸ごとごっそりいちいち細大漏らさず何でもかんでも根掘り葉掘りとっぷりどっぷり十分十二分

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すぽっと」の意味・読み・例文・類語

すぽっ‐と

〘副〙 物が、勢いよく一気に、またははずみをつけて、抜けたり、落ちこんだり、かぶさったりするさまを表わす語。すっぽり。
雪国(1935‐47)〈川端康成〉「体が雪のなかへすぽっと沈んでしまって見えなくなるの」

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