何にも(読み)ナンニモ

デジタル大辞泉 「何にも」の意味・読み・例文・類語

なんに‐も【何にも】

[副]《「なにも」の撥音添加。あとに打消しの語を伴う》まったく。何一つ。「何にもわからない」
[補説]「なんに」は「なに」に撥音が加わったものだが、表記は「なにも」と読み誤らないよう「何も」ではなく、「何にも」とした。
[類語]何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで少しもからきしちっとも皆目一切まるっきりとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何も何一つ一つとして到底とても全くもってどだいてんで寸分一寸寸毫毫末夢にも

なん‐にも【何にも】

[副]《「なににも」の音変化。あとに打消しの語を伴う》何物にも。何事にも。「それでは何にもならない」
[類語]全然まったくまるきりまるでさっぱり一向いっこう皆目かいもくからきしとんとちっとも少しも何らいささかも微塵みじんごう毛頭もうとうつゆ更に更更さらさら一向に一切まるっきり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android