ソレアイト
- 岩石学辞典
- 広く分布している玄武岩の一種.斜長石の斑晶を含む斑状の玄武岩で,オージャイトと低Ca-輝石(ピジョン輝石,ハイパーシンまたは両方)の両方を含ん…
小代焼[陶磁] しょうだいやき
- 事典 日本の地域ブランド・名産品
- 九州・沖縄地方、熊本県の地域ブランド。荒尾市・熊本市・玉名郡南関町・玉名郡長洲町・宇城市で製作されている。江戸時代初期の1632(寛永9)年、初代…
珪長岩質組織
- 岩石学辞典
- 微細な石英と長石の結晶からなる緻密な石基の組織で斑晶を欠き,石英珪長岩などの潜晶質の石基のように見えるもので,顕微鏡による同定は一般に困難…
硬砂岩 こうさがん graywacke
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 砂岩の分類上の一タイプ。グレーワッケともいう。最初ドイツのハルツ山地に産する砂岩の名称であったが,砂岩の分類名として広く用いられるようにな…
ノヴァキュライト
- 岩石学辞典
- (1) 緻密で一様な構造をもつ明色の潜晶質珪酸質のチャートの一種.岩石中には石英がカルセドニイよりも多く含まれる.長石および石榴石が含まれるこ…
粘土
- 岩石学辞典
- 様々な組成の細粒の堆積物で,粘土の粒度またはコロイド状の粒子で50%以上が0.0039mm(1/256mm)以下のものからなっている.粘土は岩石がその場で風…
カーボナタイト carbonatite
- 改訂新版 世界大百科事典
- アルカリ岩やキンバーライトに伴って大陸地域にのみ小規模に出現する炭酸塩鉱物(通常は方解石)に富む火成岩である。少量のカンラン石,輝石,長石…
スコレス沸石 すこれすふっせき scolecite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 沸石の一種で、柱状ないし針状結晶が放射状集合をなして産する鉱物。ソーダ沸石、中(ちゅう)沸石とは肉眼で区別しがたい。石英やケイ酸分に富む沸石…
ドーブレ どーぶれ Gabriel Auguste Daubrée (1814―1896)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの地質学者。メスに生まれ、パリの工科大学に学ぶ。鉱山地質専門家として活躍したが、実験地質学の先駆的指導者でもあった。地下水の動き、…
塩基性岩 (えんきせいがん) basic rock
- 改訂新版 世界大百科事典
- 火成岩を化学組成によって分類したときSiO2を45~52重量%含む岩石,およびそれらが変成されてできた変成岩。この語に対置されるものとしてSiO2が66%…
アダク岩
- 岩石学辞典
- アリューシャン諸島のアダク(Adak)島に産出する岩石で,アダカイトは新生代の島弧の火山岩または貫入岩である.SiO2は56%以上を含み,Al2O3は15%…
谷山村たにやまむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:古賀市谷山村[現]古賀市谷山犬鳴(いぬなき)山の北に続く西(にし)山(六四四・六メートル)の西麓に位置し、西は川原(かわばる)村。…
フレーザー輝緑岩
- 岩石学辞典
- 動力的な変成作用を受けた輝緑岩で,破砕されてレンズ状の塊が細粒化し再結晶して新しく形成された繊維状角閃石,石英,曹長石などの物質の層に挟ま…
蒼鉛タンタル石 そうえんたんたるせき bismutotantalite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 蒼鉛(ビスマス)およびタンタルを主成分とする複酸化鉱物の一つ。安タンタル石‐セルバンテス石系鉱物の一つ。セルバンテス石は本鉱のアンチモン(Sb…
メリライト melilite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 黄長石ともいう。化学成分はゲーレナイトCa2Al2SiO7とオケルマナイトCa2MgSi2O7を両端成分とする固溶体であり,Caを置換してNa,Kが,Al,Si,Mgを置…
黒曜石 こくようせき obsidian
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 無斑晶あるいはほとんど斑晶を含まないガラス質の火成岩。黒曜岩ともいう。黒色のものが多く,ガラス光沢を有し貝殻状断面を示す。比重 2.34~2.53,…
マフィック岩 (マフィックがん) mafic rock
- 改訂新版 世界大百科事典
- マフィック(鉄,マグネシウム(苦)に富む)鉱物を多く含む岩石のことで,火成岩に対して用いられることが多い。苦鉄質岩ともいう。マフィック鉱物…
五郎丸村ごろうまるむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫郡那珂川町五郎丸村[現]那珂川町五郎丸一―二丁目・五郎丸松木(まつのき)村の南、那珂川右岸にある。慶長石高帳に五郎丸村とみえ、慶…
グラノライト
- 岩石学辞典
- この名称は様々な意味に用いられ,白粒岩(granulite)のような変成岩にも使用される.斑状構造を示さず花崗岩的構造を持つ顕晶質の花崗岩質火成岩の…
文象斑岩
- 岩石学辞典
- 中粒~細粒,斑状~微斑状の岩石で,石英─カリ長石の連晶として微文象状組織を示す石基の中に,よく結晶した鉱物が埋まっている組織の花崗岩質岩石,…
法定鉱物 (ほうていこうぶつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鉱業法(1950公布)の適用を受けて,鉱業権の対象となる鉱物。鉱業法3条1項に列挙されており,具体的には鉱物とは,〈金鉱,銀鉱,銅鉱,鉛鉱,そう…
ケリファイト
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)石が斜長石と接触する場合に橄欖石の周囲を取り巻いて縁や境界の部分に形成される輝石,角閃石,スピネルの微結晶の集合体である.石…
和田村わだむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:福岡市南区和田村[現]南区和田一―四丁目・南大橋(みなみおおはし)二丁目・若久(わかひさ)六丁目・野多目(のため)三丁目野多目村の北…
リチウム りちうむ lithium
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第1族に属し、アルカリ金属元素の一つ。歴史リチウムを含む鉱石、葉長石とリチア輝石は、1790年から1800年にかけて、スウェーデンのウテUtö島…
閃緑岩
- 岩石学辞典
- 粗粒~中粒の顕晶質の岩石で,アンデシンと,角閃石,黒雲母,単斜輝石,斜方輝石の1種またはそれ以上のマフィック鉱物を含むもの.角閃石が特徴的で…
誕生石【たんじょうせき】
- 百科事典マイペディア
- 誕生の月にちなんで,幸運を招き災害を払う護符として用いる宝石。それぞれに特有の意味が付せられる。誕生石の選び方は時代・地方により違うが,現…
石墨 せきぼく graphite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 炭素Cの成分をもつ鉱物。黒鉛,グラファイトともいう。六方晶系であるが,結晶は小さく,普通鱗状の塊か,粉状,土状をなす。結晶は六角板状で底面が…
油須原村ゆすばるむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫野市油須原村[現]筑紫野市柚須原(ゆすばる)本道寺(ほんどうじ)村の東にあり、三郡(さんぐん)山南麓、宝満(ほうまん)川最上流…
篠隈村しのくまむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:朝倉郡夜須町篠隈村[現]夜須町篠隈東小田(ひがしおだ)村の東、曾根田(そねだ)川中流域にある。四隈・四熊とも書いた(正保郷帳・「続…
アルカリ岩 (アルカリがん) alkaline rock alkali rock
- 改訂新版 世界大百科事典
- 地球上の火成岩をその成因にかかわりなく鉱物や化学組成上の特徴にもとづいて,アルカリ岩と非アルカリ岩に分類することが19世紀後半から行われた。…
コンドライト コンドライト chondrite
- 化学辞典 第2版
- 球粒組織をもつ石質いん石.落下いん石のうち83% を占める.コンドライトは約10重量% の金属相を含み,ケイ酸塩相中には直径0.3~1.0 mm 程度の丸…
ミロナイト mylonite
- 改訂新版 世界大百科事典
- マイロナイトともよぶ。動力変成作用をうけて変形し再結晶した岩石の総称。地下のやや深い所で剪断(せんだん)変形をうけた岩石は延性的に変形し,…
志野焼 しのやき
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 桃山時代の美濃焼で作られた白釉陶。志野焼という窯場はない。美濃焼は天正年間,中国景徳鎮(けいとくちん)窯の白磁を手本に長石を使って白釉陶を創…
斑状組織 はんじょうそしき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 火成岩において、斑晶と石基からなる組織。斑晶は石基に比べて著しく大きく、かつ一般には自形を呈する。火山岩の場合には、斑晶は石基に先だって、…
オファイト
- 岩石学辞典
- ピレネー地方産のオフィティックな輝緑岩の一般名.ウラル石化したピジョナイト,緑簾石化またはスカポライト化した斜長石などがオフィティック組織…
響岩
- 岩石学辞典
- この岩石はドイツではKlingsteinと呼ばれ,ハンマーで叩くと音が出る岩石であることをウェルナーが記載した[Werner : 1787].その後phonoliteと命…
クリプティック層状構造
- 岩石学辞典
- 層状火成岩の底部から頂上部への順に鉱物組成が変化することを記載する際に使用した語である[Wager & Deer : 1939].二種類のcryptic layering…
コリンズ Collins, (William) Wilkie
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1824.1.8. ロンドン[没]1889.9.23. ロンドンイギリスの小説家。リンカーン法学院に学んだが,歴史小説や絵にうちこみ,パリにおもむく。 1851年 …
特殊陶磁器 (とくしゅとうじき) special ceramics
- 改訂新版 世界大百科事典
- 通常の陶磁器の原料が粘土,長石,ケイ石などケイ酸塩であるのに対し,酸化アルミニウム,酸化ジルコニウム,窒化ケイ素などケイ酸塩以外に原料が拡…
松木村まつのきむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫郡那珂川町松木村[現]那珂川町松木一―三丁目・松木・王塚台(おうつかだい)一―三丁目今光(いまみつ)村の南、梶原(かじわら)川流…
片麻岩
- 岩石学辞典
- 語源はおそらくスラブ語で,エルツ山地(Erzgebirge)でザクセンの鉱山の人々が金属を含む脈の母岩につけた名称であって,アグリコラが最初に記述し…
志野焼 しのやき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 桃山時代に始まる岐阜県の美濃焼(みのやき)の一作風で、長石釉(ゆう)(白釉)をかけた陶器の総称。長石に灰を加えた白釉が美濃焼で焼かれ始めるのは…
スカルン
- 岩石学辞典
- 貫入火成岩体の周囲の接触変成帯(aureole)の中,または高度の広域変成作用の行われた地域の中にある接触変成岩である.スカルン岩に伴われる鉱体は…
庄村しようむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:古賀市庄村[現]古賀市庄・中央(ちゆうおう)一丁目・駅東(えきひがし)一丁目・今(いま)の庄(しよう)一―三丁目犬鳴(いぬなき)山の…
今在家村いまざいけむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:古賀市今在家村[現]古賀市今在家・今(いま)の庄(しよう)三丁目青柳(あおやぎ)川の東岸に位置し、北西は古賀村。小早川時代の指出前…
なんしつじき【軟質磁器】
- 食器・調理器具がわかる辞典
- 長石、石灰、骨灰(こっぱい)、フリット(釉薬の原料をガラス状にして細かく粉砕したもの)などの媒溶剤(融点を低くする働きをする物質)成分を多量…
根本村ねもとむら
- 日本歴史地名大系
- 千葉県:君津市旧周淮郡地区根本村[現]君津市根本行馬(ぎようま)村の北に位置する。至徳元年(一三八四)四月の黄梅院文書目録(黄梅院文書)に…
的野村まとのむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:糟屋郡新宮町的野村[現]新宮町的野立花(たちばな)山の東に位置し、西は立花口(たちばなぐち)村。小早川時代の指出前之帳では的野村の…
飛驒変成帯 (ひだへんせいたい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 地質構造上,西南日本内帯の最も内側(アジア大陸側)に位置する構造単元で,飛驒高地周辺,能登半島および隠岐島に分布する。石英長石質片麻岩,ア…
海鼠釉 なまこゆう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 焼物の釉薬(ゆうやく)の一種。その釉色が海鼠に似ているところからの命名だが、二重掛けして行う失透釉で、白濁色を基調とする。釉(うわぐすり)の主…