「化合物」の検索結果

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リプスコム りぷすこむ William Nunn Lipscomb (1919―2011)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アメリカの化学者。オハイオ州クリーブランドに生まれる。1941年ケンタッキー大学を卒業後、カリフォルニア工科大学大学院で物理と化学を学び、1946…

グリニャール試薬【グリニャールしやく】

百科事典マイペディア
フランスの有機化学者グリニャールによって発見された有機金属化合物,ハロゲン化アルキルマグネシウムRMgX(Rはアルキル基などの有機原子団,XはCl…

クロラムフェニコール

百科事典マイペディア
抗生物質。放線菌の一種が産出,現在では工業的合成法もある。特にグラム陰性菌感染症に対し応用価値が期待された。商品名クロロマイセチン(クロマ…

金子武夫 (かねこ-たけお)

デジタル版 日本人名大辞典+Plus
1907-1977 昭和時代の化学者。明治40年12月6日生まれ。阪大教授。アミノ酸ならびに関連化合物の研究により,昭和46年日本化学会賞。昭和52年4月20日…

かく‐いせい【核異性】

デジタル大辞泉
1 原子番号・質量数が同じ核種で、半減期やエネルギー状態などが異なる現象。2 構造異性の一。環式化合物の環の部分に結合する置換基の位置の相違…

アンチノック‐ざい【アンチノック剤】

デジタル大辞泉
《antiknock》エンジンなどのノッキングを防ぐため、ガソリンに少量添加される薬剤。テトラエチル鉛などのアルキル鉛化合物を使用するが、鉛公害を起…

クレアチニン creatinine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 C4H7N3O 。尿,筋肉などに存在する。分子内の酸アミド化合物。クレアチン (アミノ酸の一種) を酸と熱すると生成する。分解点 280~295℃。アル…

スルホキシド sulfoxide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
RR'SO の一般式で表わされる化合物。代表的なものにジメチルスルホキシド (CH3)2SO がある。融点 18.5℃,沸点 189℃の液体。水,有機溶媒のどちらにも…

ビニル樹脂 ビニルじゅし vinyl resin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
単量体として,ビニル化合物を重合して得られる樹脂。一般に直鎖状の高分子であって,現在使用されている熱可塑性樹脂の大部分を占めている。特に,…

無機質肥料 むきしつひりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
肥料を原料によって分類した場合,肥料成分を無機化合物の形で含有するもののこと。有機質肥料と対置される。過リン酸,硫安,草木灰など。今日では…

ごう‐きん(ガフ‥)【合金】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 金属に他の金属や非金属を加え、溶解融合させたもの。合金元素の添加量、組み合わせなどにより、固溶体、共晶体、金属間化合物などをつく…

ゆうき‐がんりょう(イウキガンレウ)【有機顔料】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 色を主として有機化合物で出している顔料。天然の染料を不溶化したものと、合成によるものとがある。印刷インク、塗料、ゴム、クレヨン、…

ハロゲン化物 はろげんかぶつ halogenide

日本大百科全書(ニッポニカ)
ハロゲンと、それより電気陰性度の小さい元素との二元化合物AXの総称。Aが基(とくに有離基)の場合もある。塩化物、臭化物、フッ化物、ヨウ化物など…

こうぶんし【高分子】

プログレッシブ和英中辞典(第4版)
a macromolecule高分子化学polymer chemistry高分子化合物a high molecular compound高分子吸収体a high-polymer absorbent

焼付き (やきつき) sticking

改訂新版 世界大百科事典
金属の塑性加工の際に生ずる表面欠陥の一つ。金属工具と材料との間が圧力の作用で結合し,その後はがれることによって生ずる。工具と材料との間には…

オルトギ酸エチル おるとぎさんえちる ethyl orthoformate

日本大百科全書(ニッポニカ)
ギ酸に水が1分子付加して生成すると考えられる仮想の酸HC(OH)3をオルトギ酸というので、この化合物の3個のヒドロキシ基-OHの水素をエチル基-C2H5に置…

チオアセタール チオアセタール thioacetal

化学辞典 第2版
メルカプタールともいう.次の一般式で表される化合物の総称.アルデヒドのカルボニル基の酸素を,2個のアルキルチオ基またはアリールチオ基で置換し…

デオキシコール酸 デオキシコールサン deoxycholic acid

化学辞典 第2版
3α,12α-dihydroxy-5β-cholanic acid.C24H40O4(392.56).C-7位のヒドロキシ基が欠如したコール酸.ヒト,ウシ,ヒツジ,ヤギ,イヌ,ウサギなどの胆…

酸化重合 サンカジュウゴウ oxidative polymerization

化学辞典 第2版
2,6-ジアルキルフェノールなど活性水素を有する化合物は,ヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム,または塩化銅(Ⅰ)-アミン錯体などで酸化すると,脱水素を起こ…

単量体 タンリョウタイ monomer

化学辞典 第2版
モノマーともいう.二量体,三量体,ポリマー(polymer)などに対する用語であって,なんらかの反応でこれら重合体を生成しうるものを総称していう.通…

ホルミウム ほるみうむ holmium

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第3族、希土類元素に属するランタノイド元素の一つ。1879年スウェーデンのクレーベPer Theodor Cleve(1840―1905)によって発見され、彼の故郷…

ブサンゴー ぶさんごー Jean Baptiste Joseph Dieudonné Boussingault (1802―1887)

日本大百科全書(ニッポニカ)
フランスの農芸化学者。テナールやゲイ・リュサックの影響を受け、さらに工学をも研究した。鉱山技師として南アメリカに渡り、鉱山の所長などをした…

造影剤 ぞうえいざい contrast media

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
骨や臓器内のガスなどは別として,人体内の臓器,組織にはX線の吸収率の差がほとんどない。そこで,人工的に吸収差をつけて臓器の形状,運動状況など…

防火塗料 ぼうかとりょう fireproof coating

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
被塗物の火炎による着火,延焼を防ぐために塗る塗料で,次のようなものがある。 (1) 無機質防火塗料 無機質の顔料,展色剤,防火剤を配合してつくる…

セミカルバゾン セミカルバゾン semicarbazone

化学辞典 第2版
カルボニル化合物とセミカルバジドとの縮合生成物.一般式RR′C=NNHCONH2で表される.アルデヒド,ケトンの水溶液またはエタノール溶液にセミカルバジ…

析出 せきしゅつ separating

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般には液相から、広くは固相からも含め、ある固相が生成して、元の相から分離されることをいう。晶出(結晶化)とほぼ同義であるが、生成した固相…

品位 ひんい grade

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
特定の有価金属元素,鉱物,化合物などの含有量,あるいは純度による鉱石,地金などの分類。一般には,有価金属元素,鉱物,化合物などの,鉱石,地…

光合成細菌 こうごうせいさいきん photosynthetic bacteria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
光エネルギーによる同化を行う細菌の総称。分類群としては紅色細菌 (無硫黄) ,紅色硫黄細菌,緑色硫黄細菌に属する。植物における光合成と異なる特…

オキサゾール oxazole

改訂新版 世界大百科事典
酸素と窒素を各1原子もつ5員環化合物。通常1,3-オキサゾールをさす。1888年にドイツのハンチA.Hantzchによって命名され,1947年にオキサゾール-4-カ…

ラジカル反応【ラジカルはんのう】

百科事典マイペディア
反応の過程に遊離基(フリーラジカル)の関与する反応。遊離基反応とも。たとえば  CH4+Cl2→CH3Cl+HClの反応は次のようにラジカル反応として進行…

擬ミョウバン ぎみょうばん pseudo-alum

日本大百科全書(ニッポニカ)
形式的にミョウバンと似ている化合物の一群をいう。ミョウバンはMM(SO4)2・12H2OあるいはM2SO4・M2(SO4)3・24H2Oのように表される酸化数Ⅰの金属(M)…

高分子 こうぶんし

日中辞典 第3版
〈化学〉高分子gāofēnzǐ.高分子化学高分子化学gāofēnzǐ huàxué.高分子化合物高分子化合…

ポリマー

百科事典マイペディア
同種の小さい分子(モノマー)が互いに多数結合し,それに相当する構造単位の繰返しによって構成される分子,またはそれからなる物質をポリマー(重…

シッフ塩基 (シッフえんき) Schiff base

改訂新版 世界大百科事典
一般式R1R2C=NR3(R1,R2,R3はアルキル基または芳香環)で表される化合物の総称。発見者であるドイツのシッフHugo Schiff(1834-1915)にちなんで…

ヨウ(沃)素デンプン(澱粉)反応 (ようそでんぷんはんのう) iodostarch reaction

改訂新版 世界大百科事典
デンプン水溶液またはデンプン粒にヨウ素液を加えると起こる鋭敏な呈色反応。10⁻5mol/l程度の微量のデンプンまたはヨウ素の検出に利用。呈色は加熱す…

ラジカル重合 ラジカルじゅうごう radical polymerization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ビニル重合体を生成する重要な反応であって,成長鎖がラジカル (遊離基) である付加重合をいう。多くのビニル化合物およびジエン化合物がラジカル重…

グリニャール Grignard, (François Auguste) Victor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1871.5.6. シェルブール[没]1935.12.13. リヨンフランスの有機化学者。リヨン大学に入り,初め数学を志したが,L.ブーボーの影響で有機化学を専…

還元剤 カンゲンザイ reducing reagent

化学辞典 第2版
ほかの物質を還元し,みずからは酸化される物質.水素,不安定な水素化合物(ヨウ化水素,硫化水素,LiAlH4やCaH2などの金属の水素化物),普通の酸化…

混融試験 コンユウシケン mixed melting point test

化学辞典 第2版
2種類の固体有機化合物が,同一であるかどうかを確認する方法.まず,よく乾燥した2種類の試料の融点をそれぞれ測り,次に2種類の試料をよく混合した…

モレキュラーシーブ モレキュラーシーブ molecular sieve

化学辞典 第2版
分子ふるい用吸着剤,触媒などに用いられるアメリカのLinde社(現UOP社)が開発した合成ゼオライトの商品名.均一細孔径をもち,その結晶構造により3A…

実験式 (じっけんしき) empirical formula

改訂新版 世界大百科事典
経験式ともいい,実測結果からその諸量の間の関係を式の形で表したもの。たとえば物理学では,ボイルの法則〈一定量の気体の体積Vは,温度一定のとき…

ヒドラジド hydrazide

改訂新版 世界大百科事典
結核の化学療法剤イソニコチン酸ヒドラジド(イソニアジド)の通称としても用いられるが,化学ではカルボン酸の-OH基をヒドラジンの-NHNH2基で置換…

防虫木材 (ぼうちゅうもくざい)

改訂新版 世界大百科事典
防虫剤で処理した木材をいう。防腐処理木材と違い,工業規格で決められた防虫処理木材はない。防虫剤の対象となる虫は,乾材害虫として,ヒラタキク…

不飽和結合 ふほうわけつごう unsaturated bond

日本大百科全書(ニッポニカ)
共有結合において、単結合以外の結合状態をいう。多重結合multiple bondともいう。 一般に単結合は、二つの原子に属する電子の電子雲が重なり合って…

ジアジン じあじん diazine

日本大百科全書(ニッポニカ)
複素環式化合物の一つ。ジアザベンゼンともいう。ベンゼンの2個の炭素原子を窒素原子に置換した化合物。その位置により3種の異性体がある。(1)1,2-ジ…

遷移金属触媒 センイキンゾクショクバイ transition metal catalyst

化学辞典 第2版
遷移金属の触媒作用を利用した触媒.遷移金属元素の単体およびそれらの酸化物,塩化物,硫化物などの化合物は,それぞれ特異な触媒作用を示す物質が…

ちっそ‐こうぎょう(‥コウゲフ)【窒素工業】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 空気中の窒素を分離・固定し、窒素化合物を製造する化学工業。炭化カルシウムと窒素を化合させて石灰窒素を製造する石灰窒素工業、窒素と…

硫黄 イオウ sulfur

化学辞典 第2版
S.原子番号16の元素.電子配置[Ne]3s23p4の周期表16族非金属元素.原子量32.065(5).天然には質量数32(94.99(26)%),33(0.75(2)%),34(4.25(24)%…

ショーバン しょーばん Yves Chauvin (1930―2015)

日本大百科全書(ニッポニカ)
フランスの化学者。フランス石油研究所の名誉研究部長。2005年、「メタセシス反応」とよばれる新たな有機合成の手法を開発したことにより、シュロッ…

炭化物 タンカブツ carbide

化学辞典 第2版
炭素と,より陽性な元素との化合物.相手の元素により,イオン性炭化物,共有結合性炭化物,侵入型炭化物に分類される.【Ⅰ】イオン性炭化物:陽性が…

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