世界大百科事典(旧版)内のキャリア(担体)の言及
【担体】より
…キャリアともいい,(1)何かをになう物質,(2)何かを保持する物質,(3)何かに添加する物質にわけられる。(1)の意味では,電気伝導をになう荷電粒子や準粒子のこと。…
【電子写真】より
…2成分現像方式では,着色微粉末(トナーtoner。着色剤としておもにカーボンブラックが添加された直径8~15μmの樹脂粉末)と,これに摩擦帯電により所望の静電荷を与えるキャリアcarrier(表面を樹脂などで被覆された直径20~500μmの金属球または磁性体球)を混合した現像剤が静電潜像に接触し,トナーのみが付着する(カスケード現像法,磁気ブラシ現像法などがある)。1成分現像方式ではキャリアを用いずに,摩擦帯電,電荷誘導,コロナ放電法などによりトナーに電荷を与え現像する(1成分磁気ブラシ法,オープンチャンバー法などがある)。…
【半導体】より
…すなわち伝導電子と正孔の両方が電気伝導に寄与するわけである。両者をまとめて担体(キャリア)と呼ぶ。担体の数は温度の上昇とともに急激に増え,電気伝導度も急増する。…
※「キャリア(担体)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」