(読み)カン

  • ▽乾
  • ▽乾/干
  • かわか・す
  • かわらか・す
  • かわら・ぐ
  • けん
  • 漢字項目

デジタル大辞泉の解説

常用漢字] [音]カン(呉)(漢) ケン(漢) [訓]かわく かわかす ほす いぬい
〈カン〉
かわく。かわかす。「乾期乾湿乾燥乾物乾電池
空にする。「乾杯
〈ケン〉
天。「乾坤(けんこん)
天子・君主・男を表す。「乾徳
いぬい。北西。「乾坤(けんこん)
[名のり]きみ・すすむ・たけし・つとむ・ふ
[難読]乾鮭(からざけ)・乾児(こぶん)・乾葉(ひば)
易の八卦(はっけ)の一。で表す。陽の卦で、天や男にかたどり、方位では、戌(いぬ)と亥(い)との間、北西に配する。⇔坤(こん)
かわくこと。かわき。他の名詞の上に付いて複合語をつくることが多い。「―が足りない」「―(がた)」「―物(もの)」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘他サ五(四)〙 濡れたり湿ったりしたものを日光や火にあてたり機械を使ったりして、水分をとる。かわらかす。かわらぐ。
※蜻蛉(974頃)下「わが袖はひくとぬらしつあやめ草人のたもとにかけてかはかせ」
※梵舜本沙石集(1283)二「只罪障の水を乾(カワカ)して、悲願の火を待つべし」
〘他サ四〙 =かわかす(乾)
※全九集(1566頃)二「酒にひたし、そっといりかはらかしてくだいて用也」
[1] 〘自ガ四〙 =かわく(乾)
※京大二十冊本毛詩抄(1535頃)一三「洲と云程にまんまはりに水があってちと水のかわらいであるを云ぞ」
※浮世草子・男色大鑑(1687)一「足は蚊の血に染めなし、是にもあかず、曙をかなしみ、前髪の風にかはらぎ」
[2] 〘他ガ下二〙 =かわかす(乾)
※日葡辞書(1603‐04)「Cauarague, uru, eta(カワラグル)
〘名〙
① 易の八卦の一つ。算木でにかたどる。また、六十四卦の一つ。純粋の陽を表わし、天、剛健、帝王、男性、龍などを象徴する。方角では戌亥(いぬい)、すなわち北西にあたる。
※続日本紀‐天平宝字二年(758)八月庚子「出震登乾、乗時首出。之謂聖」 〔易経‐乾卦〕
② そら。天。あめ。→乾坤(けんこん)

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世界大百科事典内のの言及

【易】より

…左の掌中にある筮竹を右手で8本ずつ除去していき,小指の分も入れて残りが8本以内になったらやめる。残りが1本なら☰乾(けん)(天),2本なら☱兌(だ)(沢),3本なら☲離(火),4本なら☳震(雷),5本なら☴巽(そん)(風),6本なら☵坎(かん)(水),7本なら☶艮(ごん)(山),8本なら☷坤(こん)(地)。これで内卦(六爻(こう)の下半分)が得られた。…

※「乾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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