(読み)サイ

デジタル大辞泉 「再」の意味・読み・例文・類語

さい【再】[漢字項目]

[音]サイ(呉)(漢) (慣) [訓]ふたたび
学習漢字]5年
サイ〉ふたたび。「再会再刊再起再建再現再再再三再生再選再度再出発一再
〈サ〉その次の。「再来月再来週再来年
難読再従兄弟はとこ再従姉妹はとこ

さい【再】

[接頭]名詞に付いて、ふたたび、もう一度の意を表す。「放送」「スタート」

さ【再】[漢字項目]

さい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「再」の意味・読み・例文・類語

さい【再】

  1. 〘 造語要素 〙 ( 名詞の上に付き、接頭語的に用いて ) ふたたび、もう一度の意を明示する語。「再縁組」「再調整」「再開発」など。
    1. [初出の実例]「基本的人権、人間の尊厳及び価値並びに男女の同権についての信念を再確認し」(出典:世界人権宣言(1948)前文)

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普及版 字通 「再」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 6画

[字音] サイ
[字訓] ふたつ・ふたたび

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 象形
組紐(くみひも)の形。(ぜん)の上に一を加えて、組紐をそこから折り返す意を示す。金文には下端に二を加えて、その意を示すものがある。〔説文〕四下に「一擧にして二なり。(こう)の省に從ふ」とするが、材木を構架する形である。(称)は禾穀の量を「(はか)る」意。(しよう)は組紐や糸・織物の類をもちあげて、天にかけてその重さをはかる意で、織物の糸数や重さの単位をもといい、がその初文である。布帛を架して折り返した畳(しょうじょう)の形が再、それで再度の意となる。〔説文〕四下を「(あは)せて擧ぐるなり」の意とするが、再が併挙、は称量をいう。

[訓義]
1. ふたつ、ふたたび。

[声系]
〔説文〕水部十一上に「雷震たるなり」とあり、遠く雷震の鳴りひびく声をいう。その擬声語である。

[熟語]
再謁・再縁・再嫁・再駕・再会・再刊・再起・再期再議・再挙・再遇・再計・再見・再建・再献・再顕・再現・再顧・再晤再興・再婚・再三・再思・再四・再次再娶・再宿・再熟・再誦・再・再食再審・再生・再世・再成・再請・再説・再染再戦・再祚・再造・再訂・再伝・再度・再読再任・再燃・再拝・再倍・再発・再犯再版・再反・再命・再遊再来・再
[下接語]
一再・重再

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