普及版 字通 「終」の読み・字形・画数・意味
終
常用漢字 11画
(旧字)
11画
[字訓] おわり・おわる・おえる・ついに
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 形声
声符は(冬)(とう)。は古音(しゆう)。糸の末端を結びとめた形で、の初文。終は〔説文〕十三上に「絲(きうし)なり」とあり、糸を締める意とするが、末端を結んで終結とする意である。ゆえに、ことの終わることをいい、終わるまでを始終という。
[訓義]
1. おわり、おわる、おえる、糸の末端を結んでとめる。
2. くくる、わたる、はてる、やむ。
3. つきる、死ぬ、ほろびる。
4. ついに、すでに。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヲハル・ツヒニ・トモシ・キハマル・シヌ/古 イニシヘ・トコシナヘ/頭 ハチツカタ
[語系]
tjium、tumは声義近く、金文にをの意に用いる。〔詩〕〔書〕にはの字を用いる。
[熟語]
終焉▶・終既▶・終▶・終期▶・終葵▶・終吉▶・終窮▶・終究▶・終▶・終局▶・終極▶・終結▶・終献▶・終古▶・終歳▶・終始▶・終止▶・終紙▶・終日▶・終宵▶・終食▶・終身▶・終晨▶・終遂▶・終世▶・終生▶・終夕▶・終席▶・終然▶・終朝▶・終天▶・終冬▶・終年▶・終畢▶・終▶・終没▶・終命▶・終夜▶・終養▶・終老▶
[下接語]
一終・永終・帰終・考終・最終・歳終・始終・慎終・成終・送終・知終・長終・有終・臨終・令終・礼終
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報