見逃す(読み)ミノガス

デジタル大辞泉 「見逃す」の意味・読み・例文・類語

み‐のが・す【見逃す/見×遁す】

[動サ五(四)]
1 見ていながら気づかないでそのままにする。見落とす。「わずかな失敗も―・さない」
2 見ていながら、とがめない。大目に見る。「スピード違反を―・す」
3 見ていながら、また知りながら対処することなくすます。「好球を―・す」「展覧会を―・す」
[類語](1)見過ごす・見落とす・見損なう・見失う・見損ずる・見忘れる・油断・気を抜く・不覚・不注意・不用意・隙すき・目を離す・目を逸らす/(2)容赦・許可・承知・認可・許諾・承認・認許・允許いんきょ・允可いんか・容認・許容・聴許・裁許・許し・オーケー・勘弁・宥恕・黙許・堪忍・寛恕・海容・目こぼし・見て見ぬ振り・許す・認める・見過ごす・大目に見る・目をつぶる

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精選版 日本国語大辞典 「見逃す」の意味・読み・例文・類語

み‐のが・す【見逃・見遁】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. ① よくないことを見ていてとがめない。見て見ないふりをする。大目にみる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「人の親たる者は、たとひ悪性ありといへども、子をおもふ因果尽ずして、百を十と聞十を一とおもふが故に、すこしは見のがし」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一八)
  3. ② 見ていながら気づかないでそのままにする。見落とす。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「その老獪らしい顔の何処かに、一瞬間無邪気な驚嘆の色が去来したのを見(ミ)のがさなかった」(出典:舞踏会(1920)〈芥川龍之介〉一)
  4. ③ それに対処することなくすます。見ないままで過ごす。
    1. [初出の実例]「かうなる上からは、どふ見のがして行れませう」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)序幕)

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