


(酉)(ゆう)+己。
は酒
の形。己は
(はん)が正形で、人の
坐する形。酒
の前に
坐して配膳に即(つ)く意。
(即)は
(き)(食器)の前に人の坐する形である。〔説文〕十四下に「酒の色なり」とし、字を己(き)声とするが、声義ともに異なる。金文の〔毛公鼎〕に「皇天弘(おほ)いに厥(そ)の
に厭(あ)き(厭足し)、我が
に配す」とは、天命にあたり、天意を承けることで、〔詩、大雅、文王〕にも「永く言(ここ)に命に配し 自ら多
を求む」の句がある。それより匹配の意となり、また分配・配属のように用いる。
立〕配 ムカフ・アツ・トモガラ・アハス・ヨル・カハス・ワヅカ〔字鏡集〕配 ムカフ・アハス・マツ・ワヅカ・タグヒ・カタシ・トモガラ・ナラス・アツ
i、妃phiu
iは声近く、配を人倫の上に及ぼすと妃となる。嫡妃をいう。また匹phiet、
phiei、比・妣pieiも声義近く、みな配匹の意に用いる。
▶・配偶▶・配
▶・配軍▶・配合▶・配祭▶・配祀▶・配弐▶・配主▶・配所▶・配食▶・配奏▶・配属▶・配置▶・配帝▶・配天▶・配当▶・配島▶・配備▶・配匹▶・配布▶・配兵▶・配辺▶・配防▶・配没▶・配命▶・配律▶・配流▶・配隷▶・配列▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...