高野[町](読み)こうや

百科事典マイペディアの解説

高野[町]【こうや】

和歌山県北東部,高野山一帯を占める伊都(いと)郡の町。主集落は金剛峯寺門前町で,古来信徒の参拝でにぎわう。南海電鉄高野線,高野竜神スカイラインが通じ,高野竜神国定公園に属し観光客も多い。スギ,ヒノキの良材を産し,苗木栽培も盛ん。2004年紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産条約の文化遺産リストに登録された(金剛峯寺,熊野参詣道,高野山町石道)。137.03km2。3975人(2010)。
→関連項目高野山大学

高野[町]【たかの】

広島県北部,島根県に接する比婆(ひば)郡の旧町。神野瀬(かんのせ)川が中部を西流,流域に中心集落新市(しんいち)がある。積雪が多く,米の単作地域に属し,野菜,肉牛,リンゴなども産する。2005年3月甲奴郡総領町,比婆郡西城町,東城町,口和町と,比和庄原市へ編入。159.18km2。2519人(2003)。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうや【高野[町]】

和歌山県北東部,伊都郡の町。人口6386(1995)。平均標高900mの高野山上に開けた仏教都市と1958年に編入された富貴の農山村部からなり,高野山は紀ノ川有田川分水嶺をなす。中心集落は9世紀に弘法大師空海が開山した真言宗の総本山金剛峯寺を中心に発展した門前町で,現在約120の宿坊寺院と町家が並ぶ。高野山は空海の命名で山上総寺院の山号でもある。明治までは女人禁制の地で高野七口には女人堂があった。

たかの【高野[町]】

広島県最北端,島根県と接する比婆(ひば)郡の町。人口2585(1995)。北部には中国山地脊梁部の標高1000m級の山が連なり,中央部を神野瀬(かんのせ)川が西流する。中心集落の新市(しんいち)は近世以降雲伯路と出雲路が交わる宿駅として栄えた。神野瀬川上流域は広島藩の鉄山に指定され,鉄穴流(かんなながし)が行われていた。林業畜産,果樹栽培,高冷地野菜栽培が行われている。神野瀬川下流に1950年発電用の高暮(こうぼ)ダムが完成した。

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