ぱちり(読み)パチリ

デジタル大辞泉 「ぱちり」の意味・読み・例文・類語

ぱちり

[副]
固い物が強く当たってたてる音を表す語。ぱちん。「ぱちり留め金をかける」「ぱちり碁石を置く」
カメラシャッターを切る音を表す語。また、写真を撮るさま。「事故現場ぱちりとカメラに収める」
ぱっちり」に同じ。「目をぱちりと開く」
[類語]ぱちぱちぱちんかちかちちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぱちり」の意味・読み・例文・類語

ぱちり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 硬いものが発する鋭く小さい音を表わす語。ぱちん。
    1. [初出の実例]「豆殻のぱちりぱちりと野分哉」(出典:俳諧・文化句帖‐元年(1804)九月)
  3. 閉じ口が大きく開くさま、特に、目をあけるさまを表わす語。ぱっちり。
    1. [初出の実例]「眼のパチリとした可愛い娘(こ)」(出典:波の音(1907)〈国木田独歩〉二)
  4. カメラのシャッターを切る音を表わす語。〔フィルム写真術(1920)〕

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