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倉∥蔵 くら

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世界大百科事典 第2版の解説

くら【倉∥蔵】

穀物や衣類,什器,武器などを納めておく建物。〈庫〉とも書かれる。構造の違いから高倉,板倉,校倉(あぜくら),丸木倉,石倉,土蔵(どぞう),穴蔵などがあり,管理や用途によって正倉,勅封蔵,郷蔵,米蔵,酒蔵,木蔵など,さまざまな名称がある。16世紀後半以降,防火のため,外側を土で厚く塗り込める形式が多く用いられるようになった。
[高倉]
 日本で倉が建てられるようになったのは,水稲の耕作がはじまってからである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の倉∥蔵の言及

【正倉】より

…律令制下における中央官衙,国郡,駅家,寺院などに設けられた公的な収蔵施設の総称。形状による分類では,高倉,長倉(横倉),円倉,双倉(ならびぐら),屋,倉下,倉代などがあり,側壁の構造や材質による分類では,校倉(あぜくら)とみられる甲倉や格倉,丸木倉,板倉,塗壁屋,土倉などがあげられる。諸国の正倉のほとんどは穀物倉であったが,収納物によって不動穀倉,動穀倉,穎稲倉,糒倉,粟倉などと分類される。そのほか中心的な役割を担った大型の法倉と称される倉や,正倉に準じて利用された借倉,借屋と呼ばれるものもある。…

【倉庫】より

…物品を一時的あるいは長期にわたって保管貯蔵するための建物,あるいは室。現代の倉庫の分類等については後半の〈倉庫業〉を,また日本の伝統的な倉庫については〈倉∥蔵(くら)〉の項目を参照されたい。
【西洋】
 古代メソポタミアおよびエジプトでは,日乾煉瓦でつくられたドーム型の穀倉が用いられ,ときには直径10mに及ぶような大型のものがつくられた。…

【納屋】より

…物を収めておくため,独立して作られた建物。同じ性格の建物には倉と物置があるが,倉が物を長期にわたって保存格納する性格であるのに対して,納屋はある行事や作業に必要な道具を格納し,ときには作業場として使われることもある。また,物置は雑多な物を入れておく建物であるのに対し,納屋は使用目的がしぼられた物を収納する。また〈納屋〉の語は商品流通の歴史にかかわってさまざまな意味で用いられてきた。(1)農家の納屋は農耕具,脱穀の用具,筵(むしろ)など農作業に必要な器物を収納している。…

※「倉∥蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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