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新宮[市] しんぐう

百科事典マイペディアの解説

新宮[市]【しんぐう】

和歌山県南東部の市。1933年市制。熊野川下流の右岸を占め,大部分は山地。河口右岸にある中心市街は熊野坐神社に対し新宮と呼ばれた熊野速玉大社の鳥居前町として起こり,江戸時代には紀州徳川藩付家老水野氏の城下町,港町として発展。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんぐう【新宮[市]】

和歌山県南東部の市。1933年市制。人口3万4134(1995)。熊野川河口南岸に位置し,熊野灘に臨む。市街北部に熊野三山の一つである熊野速玉(はやたま)大社がまつられ,本宮に対して新宮と呼ばれた。市名はこれに由来する。熊野川流域の木材集散地として発展し,明治末期までに大規模な貯木場,製材工場がつくられた。現在は木材生産が減少して,外材輸入に頼っており,製紙業,製材業は縮小傾向にある。1958年紀勢本線が全線開通し,名古屋,大阪の大都市圏と結ばれるとともに,瀞(どろ)峡熊野本宮大社など熊野観光の基地としてにぎわう。

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世界大百科事典内の新宮[市]の言及

【熊野杉】より

…和歌山県熊野川河口の新宮を輸送基地とする杉材の称であるが,主産地は上流の北山郷(現,奈良県吉野郡上北山村,下北山村)である。杉,ヒノキ天然林の蓄積豊かな北山地方の林業開発は,同地方が江戸幕府領となった近世初期に始まるが,その当時から幕府は北山郷14ヵ村に〈木年貢〉制を敷き,本年貢代りに収納する杉,ヒノキ材(長さ3間半の1尺2寸角木)のほか,材木前渡金に当たる〈拝借銀〉を融資し,併せて年800本を超える良材を上納させた。…

【熊野大社】より

…和歌山県熊野地方にある本宮,新宮,那智の3ヵ所の神社の総称。本宮(熊野坐(くまのにます)神社)は現在熊野本宮大社と称し,東牟婁(ひがしむろ)郡本宮町に,新宮(熊野早玉神社)は現在熊野速玉大社と称し,新宮市に,那智は現在熊野那智大社と称し,東牟婁郡那智勝浦町に鎮座する。…

【和歌山[県]】より


[沿革]
 県域はかつての紀伊国の大部分にあたる。江戸時代は伊勢・大和両国の一部とともに三家の一つ紀州藩(和歌山藩)の支配下にあり,田辺,新宮の支城に安藤・水野両家老が配されていたほか,伊都・那賀両郡には高野山領があった。1868年(明治1)田辺・新宮両藩が立藩し,高野山領は69年堺県,70年五条県の管轄下に置かれた。…

※「新宮[市]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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