瀬戸[町](読み)せと

百科事典マイペディア 「瀬戸[町]」の意味・わかりやすい解説

瀬戸[町]【せと】

愛媛県西部,佐田岬半島中部西宇和郡の旧町。伊予灘に面する中心の三机(みつくえ)は古くは風待港で,幕末長州征伐の一拠点であった。かつては三崎牛の本場として知られ,大久(おおく)では子牛の定期市が開かれたが現在は衰微柑橘(かんきつ)類の栽培も行う。国道197号線が通じる。2005年4月西宇和郡三崎町と伊方町へ編入。32.09km2。2648人(2003)。

瀬戸[町]【せと】

岡山県南東部,赤磐(あかいわ)郡の旧町。吉井川砂川流域を占める。主集落瀬戸は山陽本線の駅前集落として発達モモブドウ,野菜の栽培を行い,食品加工も盛ん。岡山市への通勤者が多い。万富(まんとみ)に東大寺再建のときの瓦を焼いた窯跡史跡)がある。2007年1月,御津郡建部町と岡山市へ編入。41.78km2。1万4900人(2005)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android