(読み)ジュン

  • 漢字項目

デジタル大辞泉の解説

[形動][文][ナリ]まじりけや偽りのないさま。人柄や気持ちがすなおで、けがれたところがないさま。「な心」「な男」
[ト・タル][文][形動タリ]に同じ。
「―たる天保(てんぽう)度の人間だから」〈逍遥当世書生気質
[接頭]名詞や形容動詞に付いて、そのものだけ、また、その状態だけで、他の要素がまじらない意を表す。「日本ふう」「客観的な報告」
[音]ジュン(呉)
学習漢字]6年
まじりけがない。「純益純情純真純粋純然純毛純良至純清純単純不純
[名のり]あつ・あつし・あや・いたる・いと・きよし・すなお・すみ・つな・とう・まこと・よし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘名〙 (形動ナリ・タリ)
① まじりけがないこと。また、そのさま。純粋。
※日本教育史略(1877)文芸概略〈榊原芳野〉「是純なる和流の始祖にして」
② もっぱらなこと。専一なこと。また、そのさま。純一。
※文芸類纂(1878)〈榊原芳野編〉六「是此前より、漸々元嘉暦を廃し、純に儀鳳暦を用ゐられしが」 〔書経‐酒誥〕
③ 自然のままで、つくりかざらないこと。いつわりのないこと。また、そのさま。純朴。
※一兵卒の銃殺(1917)〈田山花袋〉二〇「しかし時は既にかの女の小さな純な心を砕いてゐた」
④ 完備していること。完全なこと。また、そのさま。〔礼記‐郊特牲〕
[2] 〘語素〙 (名詞などの上につけて) そのものだけで、また、その状態だけで、他の要素がまじらない意を添える。
※ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉「宴会の一座が純客観的に僕の目に映ずる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

純の関連情報